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振り込め詐欺撲滅月間が残り五日を切り、県警振り込め詐欺総合対策本部は緊急対策を各署に指示した。二十四日から金融機関のＡＴＭ（現金自動預払機）周辺を重点警戒し、コンビニエンスストアには私服警察官を動員して、現金引き出し役の摘発に力を入れる。
警察庁まとめでは、二月前半（一―十四日）の埼玉県内では、三十四件・六千三百万円の被害が認知され、東京の六十一件・一億七百三十万円に次いで全国ワースト二位だった。
同本部によると、今月一―二十三日までの被害は四十件・約六千八百七十万円。
同本部は被害抑止に加え、摘発にも全力を注いでいる。一月の十二人から、今月は既に四十八人を摘発。今年からは警察ＯＢや関係者などの協力を得て、いわゆる「だまされたふり作戦」を実行しており、八十三件着手した結果、実際に現場に現れた五人を取り押さえた。
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