熊本県水俣市の山の中で、男性がイノシシとみられる牙のある動物に腰を刺され、死亡しました。

　２２日午後１時２０分ごろ、水俣市長崎の山の中にある農園で、この農園に勤める鹿児島県出水市の中村力男さん（６２）が腰から血を流して仰向けに倒れているのを同僚が見つけました。

　警察の調べによりますと、中村さんは腰の右後ろ付近に、服の上から刺されたとみられる幅およそ３センチ・深さおよそ８センチの傷があり、ショック死したものとみられています。

　中村さんは農園の豚舎近くで作業をしていましたが、昼休みになっても中村さんが戻らないため、同僚が探していました。現場付近にはイノシシが出没していたということです。（23日14:53）