23日(月) | 24日(火) 
 
2月23日(月)放送
待ち続けた面会
〜金賢姫と拉致被害者家族〜

今月、韓国政府は、大韓航空機爆破事件の実行犯、キム・ヒョンヒ(金賢姫)元死刑囚と、北朝鮮で彼女に日本語を教えていた拉致被害者、田口八重子さんの家族との面会が「遠くない時期に」実現するとの見通しを示した。面会は、拉致当時1歳で母親の記憶すらない長男の耕一郎さんが長年希望してきたもの。北朝鮮に対して融和政策をとっていた韓国の前政権下では考えられないことだったが、現政権のもと、一転して、面会実現に向け事態が動き出すことになった。こうした変化の背景に何があるのか。そして、面会の日を迎えようとしている耕一郎さんら家族の思いは。日韓両国で取材し、面会実現までの舞台裏に迫る。
(NO.2702)

スタジオ出演 今西 章
    (NHK社会部・記者)
中継出演 伊藤 良司
    (NHKソウル支局長)
 

     ©CHOGABJE.COM
 
 

2月24日(火)放送
苦境に立つ韓国経済

97年の通貨危機以来、金融自由化を急速に進めてきた韓国が苦境に立っている。外資が逃げ、不動産バブルが崩壊。不動産投資が浸透していた一般家庭の家計を直撃した。急激なウオン安・円高は、円建て融資の返済額を膨張させ、経営危機に陥る中小企業が続出している。一方、輸出不振に苦しむ製造業では模索も始まった。「現代自動車」は、景気回復後に欧州で一気にシェアを獲ろうと去年11月、チェコで新工場を開設した。対日貿易赤字の改善にも力が入る。あるメーカーでは日本の技術者を呼び、輸入に頼ってきた部品の内製化を進め始めた。苦境の背景と最新の動きを伝える。
(NO.2703)

スタジオゲスト 笠井 信幸さん
    (アジア経済文化研究所・理事)
 

 
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