2009-02-24 七色の黄昏降りて来て、風はなんだか涼しげ。
■[ロフトプラスワン]松野大介×吉田豪「芸人&業界人 お笑い・TVプチ斬りトーク!」@新宿ロフトプラスワンに行ってきましたよ。
豪さん、「○○○○○で瓜田さんをよく目撃します」とか書いて本当に大丈夫なんですか(笑)
※○○○○○の中はなんでしょう?詳しくはゴング格闘技を購入して下さい。
さて、ちゃんと行ってきましたよ。4年ぶりに大槻さんのイベントにも行ってたりしてるんですが。
●イベント詳細
「芸人&業界人 お笑い・TVプチ斬りトーク!」
元芸人の作家・松野大介と人気コラムニスト・吉田豪のトークライブ第2弾!
「オレたちひょうきん族」「笑っていいとも!」「冗談画報」など生み出した元フジテレビひょうきんディレクター佐藤義和さんによるお笑いBIG3やヒットバラエティーの裏話&若手実力派タイムマシーン3号の本音炸裂の爆笑トーク!
(他、飛び入りゲストあるかもしれません)
【Guest】佐藤義和(フリープロデューサー)、タイムマシーン3号
Open 18:30 / Start 19:30
前売り¥1500/当日¥2000(共に飲食代別)
前売券は店頭・ローソンチケットにて1/17から発売【Lコード:33162】
●その1
・豪さん「前回からのリピーターっているんですかね?」とのことですが、リピーターです。
・”何点かの問題”を我慢すればいいんですから。っつーか大変ですね。
・まあ、最大の目的は「【Guest】佐藤義和(フリープロデューサー)」です。これって凄いですよ、やっぱり。
・前回の時にも、最後の最後に飛び入りで入られて腰抜かしましたわ。豪さんにはこういう人選のイベントをしてほしいんですよ、やっぱり。
・さて、入場したらあんまりにもな客入りで、ミソマヨキャベツが超早く届けられました。
●その2
・オープニングトークにて、豪さんが企んでいる作戦が披露。それは生イベントでは出来ないものなのかなあ。
・佐藤D登場。本人持ち込みの映像を流してばかりでしたが、そのレベルが半端ないものでした。マジっぱねえ。
・佐藤Dは数年前にフジテレビを退社され、その際に社内後輩メンバーにて送別&過去履歴振り返りVを制作したそうです。それを上映。
・分かってますよね?プロですよ、本V持っているんですよ、豪さん「いやー、クオリティが尋常じゃないですね。」これだけで入場料の価値があった。
・V的には”1971年の河田町時代のフジテレビに入社後〜”制作に関わった番組を振り返ってます。
・「80年"THE MANZAI"。ツービート、紳助・竜介、B&B、などが出演し、最高視聴率32.6%を記録。」
・「同80年”笑っているばあいですよ”、81年”オレたちひょうきん族”ゲーハー佐藤で登場」
・「82年”笑っていいとも!”開始。最高視聴率は88年に27%」とかでトシちゃんの静止画登場に笑う。
●その3
・さらにVは続き、「84年、いいともの後続として”いただきます”スタート。同年”落語IN六本木”が開始。ビートたけしが落語に挑戦」この話は有名なんですが、動画を見た事がないなあ。あるのかな?
・「同年”冗談画報”スタート」これって全然知らないです。面白そうですね。清水ミチコさんのTVで初登場がこれだそう。佐藤D曰く、「本人が最初は非常に嫌がった」とのこと。V内のネタ中はちょい怖い雰囲気があるんですよね。
・「87年”夢で逢えたら”スタート。”ダンスダンスダンス”でダウンタウンの初MC番組を手がける」完全にここからが新時代なんですね。で、まだその時代が終わっていないのかな?
・以降は有名番組のつるべ打ち。とういか、佐藤Dが上の役職(責任者)になったからなのか?”夢がMORIMORI”、”めちゃ×2イケてるッ!”、”SMAP×SMAP”等々。
●その4
・豪さん「映像のクオリティが尋常でないですね」「好きな番組ばっかりですよ、”夢がMORIMORI”以外は(笑)」そりゃそうですよねー。
・佐藤D「”夢がMORIMORI”をやった理由ってのが、ジャニーさんから”こいつらにバラエティー/お笑いを教えてやってくれ”って頼まれたから。当時は歌番組とかはあったけど、そちら方面の露出しかなかったから経験をつませたかったんでしょうね。クレイジーキャッツみたいにさせたかったと。最初は嫌で一年半断わり続けたんですがね」
・佐藤D「中居君は最初から芸人志望だったからね。芸人ともよく遊んでいたし。こっちとしては、それでもそこはアイドルだからって思いもあったんですが」歴史の証人の話は貴重ですね。
・でも、”夢がMORIMORI”は見れなかったな。30分なんだから我慢できるはずなんだけどね。
●その5
・ビートたけしの2時間コント特番「思わず笑ってしまいました」(謹慎明けは「思わず休んでしまいました」)コントあり、一人漫談あり(「コンビ解消後はやりたがらなかったんだけどね」とのこと)、軍団コントあり、夢のような番組だな。DVDは可能なのか。
・佐藤Dが見せたかったのは、この番組の「息子の誕生日」というコント。「TVドラマの嘘をテーマにしたコントで、奥さん役に秋野暢子で、コントに役者と使い出した走りなんです」ほうほう。
・最初に通常の家族コント(両親+兄+妹2人)での食卓シーン→息子からの電話(誕生日だけど帰れない)→家族の会話(大人になったなとか)→そこに息子が帰ってくるという感じ。
・その後にアナウンサーの逸見さんと解説者(たけし)とのいい会話があり、最初の見本からどんどん変えていくコントを見せていく進行でした。
・次がサスペンス調の家族コント。「フィルム調で照明もそれっぽくする、効果音とカメラの位置(アップの場所)や終了の仕方を変更すると全然違って見える。ホームドラマとサスペンスの違いが鮮明になる」ふーん。
・次が「ふぞろいの息子たち」(誕生日だったかな?)セット、衣装、エキストラ追加、電話の口調等であの番組っぽくする。カメラ位置も変更してました。ふむふむ。
・で、「北の誕生日から」。”父さんがまた出稼ぎに行くから”方言も追加で。ふむふむ。
・最後が「ひょうきん族ver」。全部にボケていく。最後は島崎さんと暴れまくり。バットと鳥のかぶり物で暴れる様は狂気そのものだ。前日のビジュアルバムのミックスと同じ感じです
・このコントは完全版で見たいな。松本さんのコントと同一レベルに感じるほど。こんなの見てきたら最近の番組に文句も言いたくなるのかなあ。
・佐藤D「この番組を見て、ウッチャンナンチャンがこのコントを作ったんだよね」とウンナンコント”コンビニエンスストア”を紹介。
・最初にお手本をやってから、”山田太一”版、”夢の遊眠社”版等々と紹介。やっぱり内村さんは上手いなあ。
・佐藤D「ウンナンの原点はたけしである」ってことですか。でもこれってネタバラしだよなあ(笑)
●その6
・”冗談画報”は氏神さんの登場を見せたいだけだったみたい(笑)。しかも旧バンドの方だし。
・落語の方は高田文夫さんを真打ちにして終わりましょうってことだったそう。その後に冗談画報を開始と。
・イカ天の二年前にこんな番組をやったことので、その点は自負しているのでしょうか。
・当時の清水ミチコさんの状況話。佐藤D「”夢で”が彼女にとっていかにプレッシャーだったのか」野沢さんも”ダウンタウンを見てこの業界を辞めようと思った”って話と一緒ですね。
・(DVD化って出来ないのですか?)佐藤D「”THE MANZAI”とか”冗談画報”はネタの内容が放送禁止のものが多くてダメなんじゃないのかな?」DVDのみだとユルいんじゃないのかな。
●その7
・”THE MANZAI”の紳竜漫才を観賞。豪さん「ネタが7分なんだですよね。M−1は4分だから異常に長く感じますよね」
・佐藤D「この時にたけしさんが、漫才師なのに私服を着用しだして。また、客席とステージの配置とかカメラワークを自分なりにやったんですが、先輩からには散々言われまして」
・紳竜漫才スタート。会話に間がまったくない。隙が皆無。超面白い。これは審査委員長だわなあ。スゲエ。
・「わしら24才じゃ!」「馬場も暴走族に入れば」「41才でやるか!」「工業高校?学校の中の○○○○やなないか!」
・確か昔に、”漫才の台本を全部紙に書いて、その全ての言葉をもっと短くできないか?、もっと違う言い方ないのか?、等々えらい苦労してやっていて、辞めた時に「やっとこんなことしないですむわ〜」って思った”ってのを本に書いてましたね。
・全部見たかったけど、最後の1分が謎にカットしまして。なんだよそれは。
●その8
・”GSO”=グルーヴサウンドお笑いって番組を担当されたそうです。そのVを観賞。
・Z-1の例の彼女を見せたかっただけみたい。彼女はコントもやっているし、ジャイアントスイングも受けてたとか。でも封印作品だそうで。
・佐藤D「頼まれたら出演しますけど、自分からは進んでやりませんよね。どちらかといいますとボケの方だし」
・(友人がいないとか書いてましたけど)佐藤D「成長の幅が違うんですよ。年収があっという間に開いていく。くやしいな(大笑)。昔は自分のおこずかいで飲み食いさせたのにね(笑)。普通のサラリーマンでは考えられない上がり方しますからね。」
・そこはそうなりますわな。でも、森達也さんが著作で必ずと言ってもいいほど書く事がありまして。”キー局の正社員の給料の多さは尋常でない”ってこと。どっちもどっちだ。
・佐藤D「売れて来たら、自分から引こうってことなんですよね。売れてくると苦労時代を知っている人がいるのを嫌がるものですもの。三宅はそこの所は大丈夫だけどね。たけしさんともそうですもの。だって最初の一発目のネタ見せとかやっているからさ」
●その9
・ここで、某番組の話に。佐藤D「あれはやらせだけどね。最初から決まっていたし(笑)」えええええええ!!!
・佐藤D「お笑いはもう辞めました。疲れる。あれはやっぱり若くないとダメだよね。元々自分が監督しているものは面白いとは思っていないし」今の笑いに文句言うのはなんかみっともないような気がしてきました。無視すればいいんだし。
・佐藤D「その点、タモリはエラいよね。でも昔と違って今は周りがやっていて一歩引いてますし。無理してやっていないですよね」そこなんですよね。なぜ引くことができたのか?
・佐藤D「たけしのこの前の特番は良かったけど、あれを週一回やれって言ってもできませんよね」
・佐藤D「さんまは変わらないけど、よくよく見ると年取ったなあって。トークの持って行き方は変わらないんだから、その方程式は変わらないで、ゲストを変えていけばいいんだしね」
→等々。勉強になりました。
●その10
・後半戦は、”ひめくり”/”タイムマシーン3号”のネタタイム。
・同一ステージ上の超至近距離でネタ見せとダメ出しを強要させれる豪さんが心底気の毒。ずーっと苦笑い。
・ゆめくりの片方が「昔、女性器のぬいぐるみを着てネタをやってまして、それじゃ売れないって〜」とか。そのネタ見たことあるわ(笑)
・タイムマシーン3号はさすがMー1決勝進出者。面白かったです。
・次回も強制的に豪さんが登場するそうです。ゲストが高田文夫先生!
●看板
●オレたちひょうきん族 - 最終回
スタッフに飛鳥さんがいますね。尋常じゃない何かがそこにあります。
■以下余談;
●最近発売されるCDについてのメモ。
「パンコレ〜voice actresses' legendary punk songs collection〜」収録曲
01. Sex and Violence / 桃井はるこ(The Exploited)
02. Basket Case / 池澤春菜(Green Day)
03. White Riot / 清水香里(The Clash)
04. Pretty Fly(For A White Guy) / 門脇舞以 (The Offspring)
05. Anarchy In The UK / 田中理恵(SEX PISTOLS)
06. London's Burning / 後藤邑子(The Clash)
08. God Save The Queen / 池澤春菜(SEX PISTOLS)
09. Blitzkrieg Bop / 清水香里(Ramones)
10. Search and Destroy / 門脇舞以(Iggy & The Stooges)
12. Smells Like Teen Spirit / 後藤邑子(Nirvana)
えーっと、、あの、、その、、本気?
以上です。次回はウテナネタだよ。GOODLUCK!!BABY!!