桜井淳所長の最近の講演内容-放射線被ばく線量の職業別相互比較、意外と多い医療被ばくによるガン死-
テーマ:ブログ【講演要旨】人間の骨の中にはカリウム40という半減期が長くて高いエネルギーのガンマ線を放出する自然の放射性物質が入っており、生活圏は、その他、自然(いわゆるバックグラウンド)や人工的な放射性物質(核実験による降下物や製鉄段階で入るモニター用のコバルト60を含む鉄筋や鉄骨等)で満たされ、野菜や肉にも、1kg当たり約0.1Bqの放射性物質で汚染されており、さらに、骨折検査やガン検診等で放射線撮影もしており、人間は、好むと好まざるとに関係なく、被ばくを回避することができず、原子力発電所の定期点検時における従事者の年間平均被ばく線量も決して少なくありませんが、それ以上に多いのが航空機の乗務員であり、乗務員の欧米への月間フライト数は、被ばく線量で制限・管理されており、また、日本では、医療において、年間7800名もガン死していると推定されており、医療が意外に多く、患者は、気楽に放射線撮影に応じていますが、患者の被ばく履歴が管理されていない現状においては、患者が気をつける以外に解決策は、まったくありません(相対被ばく線量ではなく、全体の被ばく線量の低減化を図らねばなりません)。
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