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北限のサル捕獲:1年間で270匹上限、捕獲始まる--むつ市脇野沢 /青森

 「北限のサル」として国の天然記念物に指定されている下北半島のニホンザルの個体数調整(捕獲)が9日、むつ市脇野沢地区で始まった。捕獲は従来、人的被害に限られていたが、県の第2次特定鳥獣保護管理計画(11年度まで)で農作物被害などまで拡大。約1年間で下北地域全体で270匹を上限に捕獲する予定。

 作業は午前7時半ごろから始まり、A2-85群(推定約90匹)と名付けられた群れのサルを捕獲するため、脇野沢小沢地区の国道338号沿いで、市職員ら7人がリンゴのえさを付けた捕獲装置「箱わな」を仕掛けた。20匹前後は、市に要請した上野動物園(東京)に譲渡される。

 この日は4、5歳の雄1匹▽11、12歳の雄1匹▽7、8歳の雌1匹▽8、9歳の雌2匹の計5匹が捕獲された。市の山崎秀春・鳥獣対策専門官は「捕獲は地域住民が望んでいたことであり、やむを得ない。4月に畑の耕作も始まるので、それまでにある程度進めたい」と述べた。【松沢康】

毎日新聞 2009年2月10日 地方版

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