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手ブレ補正内蔵デジ一眼では世界最小:“Eシリーズのいいとこ取り”「E-640」 (1/2)

オリンパスがデジタル一眼レフ「E-630」を発売。E-420からは小型さ、E-520からは手ブレ補正、E-30からはバリアングル液晶にアートフィルターと、“Eシリーズのいいとこ取り”を実現した。

 オリンパスイメージングは2月24日、デジタル一眼レフカメラ「E-620」を3月下旬より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格はボディのみが9万円前後、「ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-4.6」とのレンズキットが10万円前後、「ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-4.6」と「ZUIKO DIGITAL 40-150mm F4.0-5.6」をセットしたダブルズームキットが12万円前後。

photo E-620(「ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-4.6」との組み合わせ)

 エントリーモデルからのステップアップユーザーを対象とした、フォーサーズ規格準拠のデジタル一眼レフ。E-420 (レビュー)の小型軽量さやE-520 (レビュー)のボディ内手ブレ補正、E-30 (レビュー)のアートフィルターやバリアングル液晶など、“Eシリーズのいいとこ取り”を具体化した内容となっている。

 撮像素子はE-30と同一の1230万画素「ハイスピードLive MOSセンサー」で、マルチアスペクトに対応しており、4:3のほか3:2、16:9、6:6を選択できる。AFとファインダーは本製品用に新開発されており、AFは7点AFシステム(7点ツイン/中央5点クロス)、ファインダーは0.92倍/視野率95%となっている。

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 E-520と同様にボディ内に手ブレ補正機能を、E-30と同様に2軸回転式のバリアングル液晶を搭載しながら、基板の小型軽量化や小型手ブレ補正ユニットの新開発によって、E-520より小さく・ほぼ同重量という、ボディの小型軽量化を実現した。サイズは130(幅)×94(高さ)×60(奥行き)・475グラムで、これはボディ内手ブレ補正機能搭載デジタル一眼レフとしては「世界最小最軽量」だという。

製品名 横幅(ミリ) 高さ(ミリ) 奥行き(ミリ) 重さ(グラム)
E-420 129.5 91 53 約380
E-520 136 91.5 68 約475
E-620 130 94 60 約475
E-30 141.5 107.5 75 約655
E-3 142.5 116.5 74.5 約810
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 2軸式のバリアングル液晶は「μTOUGH-8000」にも採用された高輝度/高視野角の「ハイパークリスタルIII」で、輝度は1000カンデラ/平方メートル、視野角は上下左右176度(E-30は「ハイパークリスタルII」)。サイズは2.7型(23万画素)で、両面にARコートが施されている。

 ライブビューには、ミラー動作なしでAFが行えるコントラストAF「AFライブビュー」を備えており、高速に「シャッターボタン半押しでAF」という快適なライブビュー撮影が行える。また、夜間撮影時には「MENU」や「INFO」、十字/OKボタン、再生/削除、IS、ライブビューなど操作に必要な主要ボタン類が発光して撮影・操作をサポートする。カラーユニバーサルデザイン機構(CUDA)による、「カラーユニバーサルデザイン認証」も取得している。

 撮影作品に“作風”をプラスする「アートフィルター」についてはE-30と同一で、「ポップアート」「ファンタジックフォーカス」「デイドリーム」「ライトトーン」「モノクローム」「トイフォト」の6つが用意される。画一的なフィルター処理ではなく、被写体ごとに画像分析が行われ、イメージ沿った仕上がりになるよう各種パラメータが変更されるため、興味深い仕上がりを得ることができるようになっている。なお、効果についてはライブビューによって撮影前の確認が可能だ。

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