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【長野】松本市長が「健康寿命延伸」構想 子育てや運動環境を整備2009年2月24日
松本市の菅谷昭市長は、23日開会した市議会本会議の冒頭あいさつで、2期目の公約に掲げる「健康寿命延伸都市松本」構想について「ひきつづき市政運営の大きな柱として取り組む」と、新年度市政運営に臨む所信を表明。市民、行政、経済界などが、一緒に同構想実現のための取り組みを話し合う協議会を設置する考えを示した。 菅谷市長は、市民が健康で自立して長生きするという同構想について、「昨年1年間の取り組みで一定の基礎固めができた」と、市民に理解が広まってきたと判断。新年度は具体的施策を本格的に展開していくという。 例として、妊婦健診の助成拡大、産科医療体制の維持など地域で子育てを支える仕組みづくりや、市民歩こう運動の推進、市民農園の設置などを挙げた。一連の事業は、同日市議会に上程された新年度当初予算案に盛り込まれている。 経済雇用問題については、松本地域でも「外需依存、輸出依存の構造が、現在の厳しい状況に一層の拍車を掛けている。地域内需要の拡大を図る必要がある」と分析。地域経済の基幹となる豊かな地場産業の育成が急務との認識を示した。 (坪井千隼)
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