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リヴィールラボラトリ JAXAと共同研究始動

GRAPE-6を用いた高性能科学シミュレータ 「コスモボックス」による宇宙プラズマのシミュレーション実験を開始

有限会社リヴィールラボラトリ(代表取締役COO: 田中泰生、東京都文京区)は、宇宙航空研究開発機構(JAXA 理事長: 立川敬二、東京都調布市)の産学官連携支援制度である宇宙オープンラボ 宇宙パートナー制度の共同研究パートナーに正式に採択されました。これにより、弊社が開発する高性能科学シミュレータ「コスモボックス」を使用して、深宇宙環境下における宇宙機と宇宙プラズマの相互作用を解明するための共同研究をJAXAと開始することになりました。これを皮切りに、弊社は「コスモボックス」にて、天文分野で生まれたGRAPE-6の産業分野(宇宙開発分野、自動車業界、半導体業界)への応用を追求してまいります。

■コスモボックスについて

天文分野における重力多体問題の計算では世界最速のGRAPE-6(1ボード 130ギガフロップス)を用いたデスクトップタイプの高性能科学シミュレータ。同性能のスーパーコンピュータに対して100倍程度のコストパフォーマンスの実現を目指します。価格は未定。

■今回の研究内容

コスモボックスを用いると、従来のプラズマ解析手法では、スーパーコンピュータですら困難であった深宇宙環境下における宇宙機スケールの現象を、高解像度で捉えることが可能になります。イオンエンジンのシミュレーションや、太陽風の影響よって引き起こされる宇宙機での放電現象の評価など、宇宙機の設計・評価に本計算機システムが貢献するものと確信しています。

イオンエンジンのシミュレーション例(参考資料)
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■本件についてのお問い合わせ

本件プレスリリースについての連絡先
有限会社リヴィールラボラトリ
担当:田中 
TEL 03-5840-9601
FAX 03-5840-9677