2009年 2月 23日
岡山市で住宅など2棟全焼 1人死亡
23日午後、岡山市で住宅など2棟を全焼する火事があり、1人が死亡しました。警察はこの家に住む寝たきりの男性とみて身元の確認を急いでいます。23日午後2時45分ごろ、岡山市菅野の無職、西山繁さん(71)の住宅から出火しました。火は約1時間後に消し止められましたが、木造モルタル瓦ぶき2階建ての母屋と納屋、合わせて約270平方メートルを全焼しました。この火事で母屋の焼け跡から男性と見られる遺体が見つかりました。西山さんは妻と2人暮らしですが出火当時、妻は外出中で火事のあと西山さんの行方が分からなくなっていることから、警察では遺体は西山さんと見て身元の確認を急いでいます。西山さんは足が不自由で寝たきりだったということです。

県立中央病院 ミス検証せず
香川県立中央病院で起きた受精卵の取り違え問題で、病院は女性が人工中絶した後もミスの疑いについて検証していないことが分かりました。この問題は去年9月、県立中央病院の川田清彌医師が20歳代の女性に、別の患者の受精卵を誤って移植したとして女性が人工中絶したものです。病院では、女性が人工中絶した後に受精卵を本当に取り違えたかどうかについての検証を行っていませんでした。検証しなかった理由について川田医師は「仮に自分の子だったとしたら女性に更にショックを与えるのを懸念した」と話しています。一方、中央病院を管理する香川県の平川方久病院事業管理者は23日の香川県議会で謝罪しました。また安全管理の取り組みについてはミスの発覚後、受精卵の安全管理マニュアルを作成し、再発防止策を講じていると話しました。

すき家倉敷南店に強盗
23日未明、倉敷市の牛どんチェーン店に3人の男が押し入り、店員を縛って現金約100万円を奪って逃げました。警察が強盗事件として逃げた男らの行方を追っています。23日午前2時50分ごろ倉敷市連島町のすき家倉敷南店で不審な物音に気づき外に出てきた男性店員をいきなり3人の男が店に隣接する倉庫に引き込みました。そして刃物を突きつけ、「静かにしろ、金庫の鍵を出せ」と脅しました。男たちは店員を粘着テープで縛り店内の金庫から現金約100万円を奪って逃走しました。店員は自力でテープを解き110番通報しました。当時、店員は1人だけでけがはなく、客もいませんでした。ナイフを突きつけた男は30歳から40歳位だったということです。警察は強盗事件として捜査しています。

シルバー人材センター元主幹の女 追送検
岡山市シルバー人材センターの金を着服したとして逮捕・起訴された元主幹の女が新たに6250万円を着服していたとして23日、岡山地方検察庁に追送検されました。追送検されたのは岡山市シルバー人材センターの元主幹、山本美貴子容疑者(50)です。警察の調べによりますと山本容疑者はセンターの経理を担当していた2002年4月からおととし6月にかけセンターの銀行口座から153回に渡り、あわせて6250万円を引き出し、着服した疑いです。警察の調べに対し山本容疑者は「知らない」と容疑を否認しています。山本容疑者はこれまでにセンターの金、2165万円を着服したとして逮捕、起訴されています。

2月定例岡山県議会開会
23日開会した2月定例岡山県議会で石井知事は、倉敷チボリ公園の跡地利用について、財政支援など倉敷市の要望に応えるのは難しいとの考えを明らかにしました。石井知事は、倉敷市と地主のクラボウの協議が整っておらず、公園の一部を緑地として残すという市の計画も流動的で、まだ具体的なものになっていないという考えを示しました。その上で、倉敷市が求めている財政支援に応えるのは、公園の規模から言っても困難と述べました。一方クラボウに対しては市の案を踏まえた開発計画を早期に出すよう引き続き要請するとしています。2月定例県議会は、来月16日までの日程で、新年度当初予算案など89議案が上程されています。

おかやま市民債 申し込み始まる
政令市になる岡山市の街づくりに活用されます。岡山市が発行する市民債の申し込みが23日から3つの金融機関で始まりました。「安全・安心おかやま市民債」は政令市移行と市政施行120周年を記念して来月5日に発行されるもので岡山市では初めての地方債です。23日朝、中国銀行の岡山市役所出張所でも購入を求める人たちが手続きをしていました。この市民債は発行総額が10億円。5年間の満期一括償還で利息は0.8%です。中国銀行など3つの金融機関の岡山市内の各支店で10万円単位で購入することができます。集った資金は都市緑化フェアの整備事業や児童相談所の一時保護所整備事業にあてられると言うことです。申し込みは今月27日までです。

高松駅に幼稚園児手作りのひな人形お目見え
来月3日のひな祭りを前に、JR高松駅に一足早く、かわいいひな人形が登場しました。高松市の幼稚園児が手作りしたひな人形です。高松市高松町のつくし幼稚園の園児たち約70人がラップの芯や牛乳パックなどをリサイクルして作ったひな人形を高松駅の階段をひな壇に見立てて飾り付けました。この後、年長組の園児が「うれしいひなまつり」など3曲を歌ったほか年少組の女の子はお揃いの赤い着物姿で踊りを披露し、一足早いひな祭りを元気いっぱい楽しんでいました。この手作りのひな人形は来月3日まで高松駅に飾られ、利用する人の目を楽しませることになっています。