1923年から続く伊勢大神宮大祭が11日、佐賀市伊勢町の伊勢神社(古川和生宮司)であり、境内は大勢の参拝者でにぎわった。大祭は毎年、市内各地区の代表らからなる佐賀伊勢会が行っており、途切れることなく続いているという。
10日には前夜祭。建国記念の日の11日午前0時からは建国祭が行われ、夜通しで家内安全、商売繁盛、安産、合格などの御利益を祈願した。境内では、南京玉すだれや和太鼓の披露、もち投げ大会なども行われた。
もちを手にしていた佐賀市新生町の主婦岩瀬美香さん(43)は「不景気な世の中だけど、良いことがあるかも」と笑みをこぼすと、一緒にいた次女めぐちゃん(2つ)はおいしそうにもちをほおばっていた。
=2009/02/12付 西日本新聞朝刊=