「大阪市旅館業条例における改正後の条例施行細則研修会」
開催

 7月11日、大阪日航ホテルにて「大阪市旅館業条例における改正後の条例施行細則研修会」が行われた。この研修会は、近畿ホテル旅館協同組合、大阪府ホテル協同組合、日本レジャーホテル業協会の三団体が協同で開催されたもので、大阪市内を中心とするホテルや旅館の経営者や関係者約300人が参加された。
 近畿ホテル旅館協同組合は、ティグレの会員であるビッグ総合開発株式会社の金沢孝晃氏が理事長をされ、本研修会の開催にあたってはティグレも協力をさせていただいた。

 冒頭、主催者を代表し近畿ホテル旅館協同組合の金沢理事長が挨拶され、「条例などはきちんと守り、地域の方々とも密接に連携していくことがホテル業界の発展にもつながる。これまではこのような説明会もなく、市や行政からの働きかけも少なかった。これからも法令遵守に積極的に取り組んでいくので的確な指導をお願いしたい」と訴えられた。続いて、谷畑孝衆議院議員が「業界団体がこのような研修会を開かれたことは非常に意義深く、経営者の皆様が理解を深めかつ豊かな発想でご商売に取り組んでいただくことが重要です」と挨拶、さらに西脇邦雄大阪府議会議員とティグレも紹介いただいた。
 研修に先立ち、杉村覺秀大阪市保健所環境衛生監視担当課長より条例改正の経過などの報告と挨拶があり、桑原靖大阪市健康福祉局健康推進部生活衛生担当係長から「大阪市旅館業の施設の構造設備の基準に関する条例」等について講演が行われた。主催者からは事前に質問も提出されていたが、当日も活発に質疑応答が行われた。
 条例はホテルや旅館の構造を規制することにより、衛生面や安全面の基準を保つと同時に、周辺の環境に悪影響を与えないことを目的としている。そのため、法律や条例を守っていても周辺住民から営業において「ラブホテル」と指摘されるトラブルがある。このような状況のなかで、ホテルを経営する事業者の組合が研修会を持たれたことは画期的といえる。ティグレはこのような活動のお手伝いに一層力を入れていきたい。

【ティグレ本部業務部副部長・糠山 繁】

 

(2008/7/11現在のトピック)

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