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自殺防止考える 徳島でフォーラム

 自殺防止の支援体制や、精神疾患の患者への対応方法を考えようと、県医師会の「第2回自殺防止フォーラム」が22日、徳島市沖浜東のふれあい健康館で開かれた。

 自殺率が全国一高い秋田県で自殺予防に取り組んでいる笠松病院(秋田市)の稲村茂院長が基調講演。自殺の可能性がある人に対して、地域でのサポートや悩みを語る場を作ることの大切さを強調した。

 その後、県内の精神科医や臨床心理士らがパネリストとなり、インターネットがいじめの温床や自殺の原因になっていることや、うつ病症状の早期発見方法などについて話した。

 同会によると、県内の自殺者は毎年150人を越えており、世界金融危機による景気悪化で、急増が懸念されているという。稲村院長は「苦しんでいる人に対して、『死にたいくらい苦しいのか』と、勇気を出して深く踏み込んで聞くことが重要」と話していた。

2009年2月23日  読売新聞)
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