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過敏性腸症候群 便秘女性の半数以上 投薬治療なら2週間で軽減も (2/3ページ)
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そこで注意が要るのはこの中に「過敏性腸症候群(IBS)ローマIII診断基準」に該当する便秘が隠れていることだ。
この基準は、過去3カ月間、月に3日以上にわたり腹痛や腹部不快感が繰り返し起きることに加え(1)排便によって症状が軽減する(2)発症時に排便頻度が変化する(3)発症時に便の形状が変化する−のうち2つに該当すれば過敏性腸症候群と判断する。
過敏性腸症候群は便秘型と下痢型に大別され、便秘の際の排便状況は「硬便またはウサギの糞(ふん)のような便が25%以上」などと定義される。
製薬会社アボットジャパンが昨年、便秘に悩む女性約1万1000人を対象に、この診断基準に照らして調べたところ、半数以上が過敏性腸症候群の便秘であると判明。便秘の女性の多くが日ごろから「下腹部がはる」「仕事などの集中力が落ちる」などに悩まされていた。
不眠の傾向も強く、別の研究者の調査では、睡眠不良と便秘に悩む女性は抑鬱(よくうつ)症状を訴える度合いが高いことも指摘された。社会生活に影響が出る懸念があるわけだ。
しかし多くの場合、「受診するほどひどくはない」「受診は面倒」「男性医師に相談しづらい」などの理由で市販薬に頼りがちで、医療機関をきちんと受診する人は少ないという。
本郷教授はこうした調査結果を踏まえて「まず医療機関にかかり正しい診断を受けることが大切だ。適切な投薬治療を受ければ、約2週間で症状が軽減することがわかっている」と指摘。社会生活に影響が出る前に適切な治療を受けたい。