2009年02月21日 00:00 [Edit]
B/Sの前にまずP/Lを - 書評 - 世界一受けたいお金の授業
エリエス・ブック・コンサルティングの古屋様より献本御礼。
初出2009.02.18; 販売開始まで更新
まだ書影も上がっていないのに(だめじゃん>三笠書房; 書影掲載2009.02.20)、今書評を上げることにしたのは、発売開始までそれほど日がないということもあるけど、本書によってミッシング・リンクが解消されるから。
以下のミッシング・リンクである。
404 Blog Not Found:ミリオネアまではこれでOK - 頭のいいお金の使い方そういうわけで、本書は貧乏を脱している人に最適である。「貧乏を脱出している」の定義だが、金が貯まりもしないが減りもしないあたりだろうか。このあたりは人によって違う。いくら稼いでも借金ばかり増えるという中村うさぎ型の人は、まずは費やさずに済ます方法を学ぶべきだし、逆に年収300万でも本書を読む準備が出来ているひともかなりいる。
この「まずは費やさずに済ます方法を学ぶ」本そのものは「節約本」というジャンルとして決して少なくないのだが、いずれも虫瞰的視点のものが多く、鳥瞰的視点のものがあまりなかったのだ。
本書「世界一受けたいお金の授業」は、一言で言うと「P/Lに徹した本」。
目次 - Amazonより- はじめに
- 1限目 お金持ちのお金の考え方・貧乏人のお金の考え方
- 2限目 会計を学ぶ前に、家計を学ぼう
- 3限目 会社の数字を読める人・読めない人
- 4限目 新聞から、10分で世の中の動きをつかめる
- 5限目 ランチタイム10分間の会話で人を見抜く!
- 6限目 オーダー待ち10分で、お店の儲けを見抜く
- おわりに
| 売上高 100 |
変動費 29 | ||
| 粗利 71 |
固定費 64 |
人件費 28 |
|
| その他 36 |
|||
| 利益 7 |
|||
本書には、右のような図がたくさん出てくる。これが損益計算書、P/Lである。複式簿記のように見えるがそうでない点に注意。なお、このP/LはB/Sとも密接に繋がっている。この二つが合わさった図は「国語算数理科しごと」も登場する。会計学の中で、最も美しい図だと思う。
「国語算数理科しごと」を小学校高学年のための会計入門とすれば、本書はまさに小学校低学年のための会計入門。B/Sはたしかに重要だけど、それだけに耳にタコが出来るを通り越して、首から上がタコになりそうなほど聞かされている。こんな風に。
しかしそれ以前に、P/L、すなわち「家計簿」が作れない人も少なくない。「会計を学ぶ前に、家計を学ぼう」、たしかにその通りだ。本書はまさにそういう人のためにある。B/Sは財産が出来てからでも遅くはない。まずP/Lを描けるようになろう。「金がないのは首がないのも同じ」とは西原理恵子の弁だが、本書の授業をきちんと受ければ、少なくとも首はつながるはずである。
Dan the Accountant of His Own
Posted by dankogai at 00:00
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「女子大生会計士の事件簿」シリーズ第2弾。天衣無縫で天真爛漫なかわいい現役女子大生会計士の藤原萌美が、新米会計士補の柿本一麻を従えて、監査先で出会った会計に関する事件を見事解決するという会計ミステリーである。「女子大生会計士の事件簿 DX.2」(山田真...
女子大生会計士の事件簿 DX.2【時空の流離人(さすらいびと) (風と雲の郷本館)】at 2009年02月19日 20:05
書評リンク - 世界一受けたいお金の授業
世界一受けたいお金の授業【書評リンク】at 2009年02月22日 17:45
「会計を学ぶ前に、家計を学ぼう」、たしかにその通りだ。本書はまさにそういう人のためにある。B/Sは財産が出来てからでも遅くはない。まずP/Lを描けるようになろう。 404 Blog Not Found:B/Sの前にまずP/Lを - 書評 - 世界一受けたいお金の授業 2009年春には、いわゆる「
2009-02-22【Yet Another But Open】at 2009年02月22日 22:38
この記事へのコメント
ほんとに会計は美しいですね。
しかるべき額がぴたりと合うところなんかとくに。
しかるべき額がぴたりと合うところなんかとくに。
Posted by 読者
at 2009年02月18日 22:31
弾さんの薦めるビジネス書を数冊買ってみましたが、全体的にどれも内容が薄っぺらくて、¥1500とかでは買って損したなと思うものばかりです。
要するに弾さんの書評は、パラパラめくって目についた所への自分の印象を付け加えた書評ばかりだなと、一冊ごとに時間をかけて読んだ僕の評価です。
自分が情報を得るために速読するのはいいですが、作品を評するのが目的ならば、しっかりと読むべきなのではないかと思いました。
一個人の意見を述べさせていただいた次第です。
要するに弾さんの書評は、パラパラめくって目についた所への自分の印象を付け加えた書評ばかりだなと、一冊ごとに時間をかけて読んだ僕の評価です。
自分が情報を得るために速読するのはいいですが、作品を評するのが目的ならば、しっかりと読むべきなのではないかと思いました。
一個人の意見を述べさせていただいた次第です。
Posted by だんこが
at 2009年02月19日 04:00
↑じっくり時間をかけて読むのは古典に限ったほうがいいよ
Posted by
at 2009年02月19日 14:09
俺は、ここの書評の半分ぐらいが本の内容について書かれていれば本屋で手にとって立ち読みしたりする。良ければ買う。あさっての方向に話を膨らましている時は信じない。
Posted by x
at 2009年02月20日 21:39
鋭いのう。
要は、本屋さんじゃ。
売れる商品に対し、文章をアップししつづけることが重要。
要は、本屋さんじゃ。
売れる商品に対し、文章をアップししつづけることが重要。
Posted by
at 2009年02月22日 13:32