caltet

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written by & copyrighted to: zero-zero / [teardrop.]
introduction by the Author:zero-zero
伝えたいイマジネーションが山ほどあります。

砂漠の都に沈む夕陽の色の鮮やかさ。純白の砂浜に寄せる波の音の心地よさ。血を分けた肉親の首を斬り落とす者の心の悲鳴の激しさ。頭上はるかな梢で鳴き交わす鳥たちの歌の神秘。平野に展開した部族の軍勢がはためかせる、無数の軍旗の誇らしさ。抱きしめた恋人の瞳の奥を間近にのぞき込む高揚。薄暗がりから一斉にこちらを見つめる砂漠の民の瞳の妖しさ。酔いつぶれるまで酌み交わす別れの酒の甘さ。壊れそうに小さい初子を抱き上げる喜び。死の床に臥せる友の、最期の吐息に耳を澄ます瞬間を。いつか貴方に知ってもらえたらと、そればかりを夢みながら、zeroは今日もひたすら、キーボードを叩いています(^_^)
YK(梶浦)読後の一言
そもそもこんなコーナーを立ち上げようと思ったのも、この小説に出会ったからでした。
今までも、読んだ本のイメージから曲を作る事は多かったですが、(その殆どが他の仕事に流用されているが……)オンライン小説でぱっと曲を作ってしまったのは初めてでした。モニタ上でモノを読むのが苦手だった私が、「オンラインである」という事を忘れて読みふけっていました。オンラインだろうが紙だろうが縦書きだろうが横書きだろうが、面白いモノは面白いんだ、と改めて認識させてくれた作品でした。まだ連載中なんですよ〜早く続きが読みたいです〜。

小説って、音楽も同じだと思うんですが、本当はジャンルなんでどうだっていいんですよね。ファンタジーだろうがSFだろうが純文学と呼ばれるものであろうが、そこに誰かが必死になって生きている在りようが書かれていて、その「生き物」に共感、あるいは反感でもいいけれど、何らかのナマの感情を抱くことが出来れば、小説の「外枠」がどんな形を取っていようが関係なく没入する事が出来る。結局「小説を読む」「書く」時に大切なのは、精密で大がかりな世界観なども勿論だけれど、その前にまず中にいる「いきもの」なのだと思います。
zero-zeroさんは、何よりもまず「生きる」という事を必死になって書こうとされているのだな、と感じました。

ちなみに、お姉さんはルイス君が好きです。頑張れイルス! 負けるなイルス! さすが天然レディーキラー。この曲はルイス君の為の応援歌……なのかも……。
作者様から頂いた曲に対する御感想
あまりの出来映えの良さに、これが拙作からのインスピレーションによって生まれたものとは到底信じられません。
静かな中にも力強いものが感じられる曲調には見守られ、励まされるような印象があります。
「カルテット」の主人公たちは、いくつかの試練を乗り越えてゆくための物語の道筋を歩くことになりますが、この曲を聴かせていただいていると、彼らがその道のりをひたむきに歩いてゆく姿が思い浮かび、私にも執筆に向かう勇気が湧いてまいります。
すばらしい曲を拙作のために作っていただけて、ありがとうございました!
caltet
illustrated by : zero-zero
イラストはtear-drop.から
お借りしたものです
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[caltet.mp3]
カルテット

3.3MB (3:33min)
Mpeg 1 Layer III
Stereo 128kbs

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