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米国務長官:北京で教会訪問…人権重視の姿勢示す

 【北京・浦松丈二】クリントン米国務長官は22日午前、北京市内の教会を訪れた。女性団体のリーダーたちとも会談し、信教の自由や人権を重視する姿勢を示した。長官は同日午後、アジア4カ国歴訪を終えて帰国の途に就いた。

 長官は女性リーダーたちとの会談で「あらゆる社会に課題や問題、障害はあるが、大切なのはみなさんのように声を上げ続けることだ」と訴えた。長官は教会訪問前に、教会を訪れること自体が「多くを語るだろう」と述べていた。

 さらに、中国河南省で売血によるエイズウイルス(HIV)感染拡大を告発した女性医師、高耀潔さん(82)に「高先生のように立ち上がらなければ何も変わらない。こうした行動を私たちは励ましていくべきだ」とたたえた。

 長官は21日に行った中国指導者との一連の会談では、中国の人権状況に対する厳しい批判を控えていた。一方、教会訪問などは「プライベート」(同行筋)と位置づけられており、中国側を刺激しない形で人権状況の改善を促したとみられている。

毎日新聞 2009年2月22日 21時38分

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