2009年02月22日(日)
病床利用 09年度80%に 山梨市が牧丘病院改革素案
山梨市は、2009年度からの市立牧丘病院改革プランの素案をまとめた。07年度実績で78%を超えた病床利用率を、往診の促進などによりさらに向上させ、09年度は80%を目標に定めた。
市保健課によると、現在の病床は30床。病床利用率は04年度が68・2%、05年度が61・6%だった。06年度から指定管理者制度を導入。往診の促進で住民の健康状態を把握し、「過不足のない適切な入退院を促し、病床の回転率を高めた」(同課)ことなどから、06年度が69%、07年度には78・5%と改善した。国が公立病院改革ガイドラインで示した見直し基準(3年連続70%未満)を上回った。
プランでは、09年度の病床利用率目標を80%とした。07年度実績で1260回行った往診を、09年度以降1800回にまで増やす。住民の健康状態の把握にさらに努め、病床利用率をアップさせる考え。
一方、経営形態については、指定管理者となっている市内財団法人の指定期間が10年度に満了を迎えるが、「病床利用率向上などの成果が表れている」(同課)とし、引き続き管理してもらう方向で、協議していく方針を示した。
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