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岡谷の病院統合:新病院、13年度目標に開院 施設集約で黒字化へ /長野

 ◇「改革プラン」中間報告

 赤字経営が続く岡谷市立岡谷病院(同市本町)と健康保険岡谷塩嶺病院(同市内山)の統合問題で、市は19日開かれた市議会全員協議会に「病院改革プラン」の中間報告を示し、統合し建設する新病院を13年度を目標に開院する方針を示した。

 中間報告などによると、経営効率化を図った上で、一般病床数を現在の2病院計491床から250床程度に減らす。建設予定地は岡谷病院隣接の文化センター跡地とする。

 また、新病院開院に先立ち、両病院を運営する市病院事業の赤字を早急に解消するため、10年4月を目標に両病院の規模・人員を縮小し、いずれかの病院に医療機能を集約する方針。

 市は05年度に統合基本計画を策定し、06年度に両病院の経営を統合。しかし、医師不足や診療報酬マイナス改定の影響で病院事業は赤字が続き、07年度に2億2000万円、08年度も3億円以上の赤字となる見通し。

 このため、総務省が公立病院改革プランで求める3年以内の黒字化が難しいばかりか「病院の存続自体が危ぶまれる」として、施設集約を急ぐこととした。集約によって11年度の黒字化を目指す。

 両病院は地域の中核病院。岡谷病院は診療科目29で、一般病床の他に療養、感染症病床を持つ。岡谷塩嶺病院は結核療養所が前身。心疾患に特化した機能を持ち、診療科目17。市に経営委託されている。【武田博仁】

毎日新聞 2009年2月22日 地方版

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