日本赤10字社北海道支部主催の「赤十字救急法講習会」が21日、登別市幌別町の鉄南ふれあいセンターで開かれ、受講者が万が一に備えて知識と技術を学んだ。
思いがけない事故や病気から自分自身を守り、急病人やけが人を救助し、適切な応急手当てができるよう、知識と技術を習得することが目的。20人が参加した。
講師は日本赤十字社スキーパトロール奉仕団登別支部のメンバーが務めた。最初に蘇生(そせい)法は医療行為でないことや、2次事故の防止に配慮が必要なことなどを学習。ダミーを使った心肺蘇生法と自動体外式除細動器(AED)の実習をした。
講師陣は「心臓マッサージは約30回、4―5センチほど押し、手を放さず完全に戻す」「AEDのパッドを張るときには空気が入らないようにする」などとポイントを解説。受講者は真剣な表情で聴き入りながら、人命救助の知識を身に付けていた。 (有田太一郎)
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