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メディアが「ポリティックス・ゲーム」で遊んでいる

メディアが「ポリティックス・ゲーム」で遊んでいる
"It's Show Time !"(制作/撮影:池野徹)
【PJ 2009年02月22日】− メディアとは、何という生き物だろうか。メディアのコンテンツは、時に正に働き、時に負に働く。権力に抵抗し、権力にひれ伏す。戦いに加担し、平和にシュプレヒコールする。市民の味方と主張しながら、市民を簡単に蹴落とす。ニュートラルと言いながら、強者に靡(なび)く。弱者をヒーローにできるし、強者をヒールにできる。宗教家でもないのに折伏(しゃくぶく)したがるし、正義の御旗をあげたがる。公器のご都合を操りながら、私的腹肥やしに励んでいる。つまり、メディアとは変幻自在の生き物、いや、化け物かもしれない。市民を、権力者を、その口を開けば一気に飲み込んでしまうのだ。

 メディアたちは、およそ、時間というリミテーションの中で、フィジカルに、サイコロジカルに、いらつきながら、行きつ戻りつのスピード感を発揮して、世相を斬っていく。目に見えないメディアパワーで、知らず知らずのうちに政治を市民を虜にしているのだ。

 政治の市民の主体性を、一枚一枚剥ぎ取られて、メディアに引き込まれ流されていく。ましてや、近ごろは国の賢者たる、いや、権力者たる政治家どもさえも飲み込んでしまう。主体性を失った、近ごろの“オボッちゃま政治家”なぞは、いとも容易(たやす)いことだ。アビリティーの不足した政治家オボッちゃまは、おだてられ、いじられ、脅され、その持てる権力への懐疑心を膨らまされて、支持率データで、じわじわと首を絞めている。

 正義感も、主張も、プライドも持ってない政治家などは、メディアがイタブルのには、お茶の子さいさいの遊び道具でしかない。少なくとも、某社の社主はそう思っているだろう。ぶっ壊すと言った首相に、こぞってなびいて感心した市民は、その後の、コマ切れ、オボッちゃま首相を3人も見せられて、今また、ホケにしようとしている。ロールプレーイングゲームのやり過ぎだ。メディアのゲーム化もひどいものだ。いまや、まさかリョウ君的じゃないが、市民は、日本のヒーローを待望しているのだ。そして、危ないのは、異業種出身のタレントが勘違いして、国の頭になったらどうなるのだろうか。島国日本沈没が似合うことになる。

 映画「おくりびと」が日本アカデミー賞をさらってしまった。モックンは素晴らしい。彼はこの企画を長年温めていたのだ。しかし、日本映画界はそれで良かったのだろうか。冷静だったのはモックンで、本場アカデミー賞にもノミネートされてるが、ハリウッドに物見見物に行くだけと言っていた。独特のテレが、モックンの冷静な戦略だ。タロー首相がヒラリー長官に知らされて、バラク大統領に呼ばれると聞き、喜々としているガキ顔とは、まさに好対照であった。

 メディアにとっては、まさに、悲喜こもごものバラエティータレントに事欠かないわけだから、面白くて、エキサイティングで、しょうがないのではないだろうか。

 「Ladies and Gentlemen, Next show is...... O-KU-RI-BI-TO (Departures)」

【了】

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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。

パブリック・ジャーナリスト 池野 徹【 千葉県 】
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