アジア・オセアニア

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パキスタン:タリバン連携の武装勢力と「恒久停戦」合意

 【ニューデリー支局】AP通信によると、パキスタン政府は21日、北西辺境州スワート地区の武装勢力と「恒久停戦」で合意したと発表した。アフガニスタンの旧支配勢力タリバンと連携関係にあるこの武装勢力は16日、同地区へのイスラム法導入を条件に、武力闘争を放棄することでパキスタン政府と合意している。今回は先の合意をさらに進めた内容とみられるが、武装勢力側は詳細な内容を明らかにしていない。

 アフガン駐留米軍による越境ミサイル攻撃が続くパキスタン側の国境地域では、反米勢力の増加で治安が悪化。パキスタン政府はオバマ米政権に攻撃停止を求めているが、米側は強硬姿勢を崩していない。16日の合意についても米政府内からは批判が出ていた。パキスタン政府と武装勢力の和平が進展することで、タリバンの勢力伸長を恐れる欧米の懸念はさらに深まるとみられる。

毎日新聞 2009年2月22日 1時18分

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