うずら業者に電話で聞いてみた
しかしなぜスーパーのうずらに有精卵が混ざっているのだろうか? 販売元である「株式会社モトキ」さんに電話で聞いてみた。
スーパーで買ったモトキさんの卵を温めたらヒナが生まれた、という話をしたら、電話の対応をしてくださった年配の男性の方は大変驚かれていた。どうやら、会社側としても把握していない事実だったらしい。実際にこうやって「温めたらヒナが生まれました」という電話をもらったのも初めてとのこと。
そして有精卵が混入した原因として考えられるのは二つ。
一つはオスメスを鑑別する際、ひな鳥の頃に羽毛の模様で鑑別する「羽毛鑑別」という手法を用いているらしいのだが、その際に鑑別が難しい毛色のものがあり、その段階でオスが小屋に混入したという可能性。
もう一つは、新しいヒナ鳥を増やすために、繁殖用の「種卵」を産ませたあとのメスを、元の卵生産ラインに戻した際に、まだオスの精子が体内に残っていて有精卵を生むという可能性。
なるほど。
どちらかは分からないが、確実に言えるのは最初の可能性の方で、メスの中に一匹混ざったオスはうらやましいな、ということだ。 |