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詐欺で逮捕の女、警察に糞爆弾郵送していた (2/2ページ)

2009.2.20 05:01
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 クソ〜!!。警察の怒りを買って逮捕されたのは、札幌市豊平区中の島、無職、大澗(おおま)洋子容疑者(46)。

 高田署の調べでは、大澗容疑者は昨年9月、高級ブランドの財布をインターネットオークションに出品。落札した奈良県葛城市の男性(30)に同10月10日、代金1万500円を銀行口座に振り込ませたが、商品を送らなかった疑い。「商品は郵送した」と否認しているという。

 この男性が、商品が送られてこないので「だまされた」と気付き、大澗容疑者に何度も連絡をとろうとしたが音沙汰ナシ。10月30日、同署に被害届を出した。

 同署は出品者である大澗容疑者の住所を割り出し、商品の送付伝票を郵送するよう求めた。すると12月中旬、段ボール1箱が郵送されてきた。伝票を送るにしては非常に丁寧な梱包(こんぽう)で、不思議に思いながらも開けていくと、新聞紙でくるまれた袋の中から、動物のふんのようなものが現れた。

 「袋を開けた瞬間、ものすごいニオイが漂いましたわ」。署員も思わず舌を巻いた“奇襲攻撃”だった。だが、そこは社会正義のために働く警察官。くさいニオイにめげそうになる心を奮い立たせ、奇襲に対する怒りを、犯人逮捕に向けた情熱へと変えた。

 捜査員は詐欺容疑を固め、奈良から本州を縦断、さらに津軽海峡を越えて札幌に足を伸ばした。そして19日、大澗容疑者が自宅にいるところを逮捕した。もちろん、ふんを送り付けたとして軽犯罪法違反の疑いでもたっぷり調べる方針だ。

 「ふんを分析したが、人間のものではないということしか分からない」と同署。「嫌がらせで他人の家に汚物をばらまいたり、送り付けたりする事件はよく聞くが、警察署に送ってくるという話は聞いたことがない」とあきれていた。



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