20日、国際知的財産権同盟は先ごろ、世界各国の著作権侵害に関する報告書を発表。08年、中国における音楽の違法コピー率は90%を超え、ビジネス・ソフトウェアの違法コピー率は79%だったことが分かった。写真は中国で売られる海賊版ソフト。

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<海賊版>ビジネスソフトの違法コピー率79%、音楽コピーは90%超―中国
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2009年2月20日、中国大手ポータルサイト・網易(NETEASE)科学技術版によると、国際知的財産権同盟(IIPA)は先ごろ、世界各国の著作権侵害に関する報告書「2009スペシャル301条レポート」を発表した。

08年、中国における音楽の違法コピー率は90%を超え、米企業が被った損害推計額は5億6400万ドル(約532億円)に上っている。また、ビジネス・ソフトウェアの違法コピー率は79%、損害推計額は29億4000万ドル(約2774億円)で、07年の29億9900万ドルと同規模だった。

違法コピー率が世界で最も高い国のひとつであると指摘された中国。インターネット、ブロードバンド、移動通信機器では世界で高い普及率を誇る一方、依然として「海賊版天国」となっている。

報告書のなかで、IIPAは38か国を「知的財産権の保護に厳格に取り組むべき国」に指定しており、そのうち中国を「優先監視国」としている。なお、監視な必要な国として中国以外に、アルゼンチン、ブルネイ、カナダ、チリ、エジプト、インド、インドネシア、メキシコ、パキスタン、フィリピン、ロシア、タイなどがリストアップされている。

IIPAには、ビジネス・ソフトウェア・アライアンス(BSA)、エンターテインメント・ソフトウェア協会(ESA)、全米映画協会(MPAA)、全米レコード協会(RIAA)などの団体が加盟しており、世界規模で知的財産権の保護強化に努めている。(翻訳・編集/SN)
2009-02-21 20:21:57 配信

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