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KTX欠陥工事:監査院長「特別監査の実施を検討」

 韓国高速鉄道(KTX)の第2期工事区間(大邱-釜山間)のレール敷設工事でコンクリート製の枕木に亀裂が入っていることが判明した問題で、金滉植(キム・ファンシク)監査院長は20日、「特別監査の実施を検討する」と発表した。

 金院長はこの日、国会の法制司法委員会で行われた業務報告で、「国民の懸念を解消できるだけの十分なモニタリング調査や監査を実施し、手抜かりのないよう取り組んでいく。(枕木の亀裂など)問題が見つかった後、すぐに(韓国鉄道施設公団や国土海洋部などに)報告がなかった経緯など、全般的な問題について徹底的に追及していく」と述べた。

 監査院はすでに、不良品の枕木が使われたことに関するメディアの報道や、国会国土海洋委員会による現地調査などを通じて明らかになった手抜き工事の経緯や報告漏れ、業者の選定の過程などについて、内部的な検討を行っているという。

 監査院のある幹部は「メディアに報じられて以降、今月17日から国土海洋部の主管による合同調査を実施しており、その結果を見た上で、監査に着手するか否かを決める方針だ。だが、国会などで監査請求が行われたり、KTXの開業時期に遅れが生じるといった懸念が大きくなれば、すぐに監査を行うことも可能だ」と話している。

崔慶韻(チェ・ギョンウン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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