2009年2月21日 12時45分 更新:2月21日 15時17分
東京都内で21日午前、中国大陸の砂が偏西風に乗って日本に運ばれる黄砂が観測された。黄砂は例年3~4月が多く、都内で2月に観測されるのは77年以来、32年ぶり。日本上空を低気圧が通過したことに伴い、強い西風が吹いたためとみられる。
気象庁によると、午前6時すぎから約2時間、水平方向を目視できる距離が通常の20~30キロから10キロまで下がった。交通機関などへの影響はないという。この日は東京のほか、九州や四国、中国地方でも黄砂を観測した。【石丸整】