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KTX欠陥工事:時速300キロ、大惨事の恐れも(下)

コンクリート製の枕木に亀裂発見

◆「きちんとした対策を取るべき」

 鉄道分野の専門家たちは、今回のような事態がKTXの第2期工事区間の開通後に再び発生することのないよう、工事の段階から徹底的な補強を行うべきだ、という点で意見が一致している。

 匿名を条件に取材に応じた鉄道分野の関係者は、「枕木は時速300キロで走行する列車のスピードや重みを支える最も重要な設備のため、工事が完了したすべての区間で、安全性に関する点検を改めて行う必要がある」と指摘した。

■コンクリート製の枕木

 KTXの第2期工事現場で亀裂が見つかったコンクリート製の枕木は、レールを支える中心的な部材だ。全長250.9センチ、幅28.1センチ、高さ18.5センチの大きさで、写真では実物よりも短く見えるが、中央の空いている空間までを含めて全長を計算した寸法。

■締結装置

 レールと枕木を固定する装置。

■フックボルト

 締結装置と枕木を固定する部品。ネジと同じような役割をする。

■充填材

 フックボルトの下の部分に雨水がしみ込まないよう、すき間を埋める部材。防水性・発泡性のある成分や、半固形状の圧縮用潤滑油が使われ、雨水がしみ込むのを防ぐ役割を果たす。

大邱=パク・ウォンス記者

永川(慶尚北道)=チェ・スホ記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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