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更新日時 2009-02-21 14:00:10

サメに襲われた重傷の仲間に数日間“付き添った”イルカ−オーストラリア

 サメに襲われてひどいけがを負ったイルカが、いつもの餌付け場所に姿を見せなくなった―3日後に再び姿を現したこのイルカには、動けるようになるまで仲間のイルカが付き添っていたのではとの見方が関係者の間で広がっている。

 オーストラリアや英国の各メディアによると、サメに襲われたのは12歳のイルカ「Nati」。ゴールドコースト北部モートン島沖の餌付け場所で13日、頭部と背中にひどいけがを負っている姿を目撃されていた。

 翌14日から姿を見せなくなったため、死亡したのではと懸念されていた。一方で、仲間のイルカ「Echo」も同時に姿を消していたとされる。

 ところが、最初の発見から3日後の16日、2頭は餌付け場所に再び姿を見せた。直ちに救助されたNatiは、ゴールドコーストのマリンパーク「シーワールド」に搬送された。17日には手術を受け、術後の経過は良好という。

 今回の件について、シーワールドの関係者はイルカたちの強いきずなに言及。「餌付け場所に戻る体力が回復するまで、Echoは(傷ついた)Nariに付き添っていたのでしょう」と述べている。

 驚くべきことに、Echoも1996年にサメに襲われている。このことからEchoは同じ経験をしたNatiに付き添っていたいと思ったのでは、と見られているのだ。

 この餌付け場所では毎晩、関係者や観光客が野生のイルカ13頭に餌を与えているという。(c)Web-Tab


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