公立相馬病院、来月2日産科再開 2勤務医会見

公立相馬総合病院産婦人科に勤務が決まり、抱負を述べる坂本医師(左)と木村医師
 公立相馬総合病院(相馬市)を運営する相馬方部衛生組合は20日、担当医師不在で昨年11月から休診していた産婦人科の診療を3月2日から再開すると発表した。産婦人科に勤務することになった医師2人も記者会見に同席し、抱負などを語った。

 3月1日付で着任するのは静岡県の病院に勤務していた坂本陽吉さん(62)と大阪府の医院に勤めていた木村憲三さん(59)。坂本医師は周産期医療、木村医師は子宮がん検診を専門としている。

 坂本医師は「これまでの経験を相馬地方のために生かせると思う」、木村医師は「できる限り頑張りたい」と話し、相双地方唯一の新生児集中治療室(NICU)を生かしたチーム医療の実現に意欲を見せた。

 2人ともいわき市出身、福島県立医大卒で、35年以上の経験を持つベテラン。相馬総合病院の熊佳伸院長とは同窓で、病院側の働き掛けに古里での勤務を承諾した。

 2人体制での診療再開に合わせ、同病院は4月1日から里帰り出産の受け入れを始める方針も明らかにした。
2009年02月21日土曜日

福島

社会



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