弁当にカッター刃 中国産の冷凍食品に混入 福島

 福島県は20日、相双保健所管内の弁当業者が調製した弁当2個の中国産ロールキャベツからカッターナイフの刃が見つかったと発表した。食べた2人にけがはなかった。福島県警は、偽計業務妨害などの疑いで混入の経緯を調べている。

 県などによると、弁当は、業者が相馬市内の事業所の従業員向けに、20日の昼食用として納入した510個のうち2個。食べた男女1人ずつが口の中に違和感があり、吐き出した。替え刃式カッターナイフの刃とみられ、大きさは長さ1センチ、幅5ミリだった。

 刃が混入していたのは中国製の冷凍ミニロールキャベツ串(くし)。静岡県内の業者が輸入した冷凍食品で、相双地方の卸業者が2月に仕入れ、弁当業者に納めた。

 弁当業者は20日、昼食用に同じロールキャベツを使った弁当を、ほかの13事業所に計188個納入していたが、被害の報告はないという。

 県によると、弁当業者は調製時にカッターを使っていないと説明している。県警などは、国内での弁当調製段階などのほか、ロールキャベツの製造段階で混入した可能性もあるとみて慎重に調べている。
2009年02月21日土曜日

福島

社会



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