4日目を迎えたWBC日本代表候補の宮崎合宿。侍ジャパンの一員として、日向市出身で、東京ヤクルトスワローズの青木宣親選手も、順調な調整を続けています。地元宮崎のファンからひときわ大きな声援を受ける、青木宣親選手。フリーバッティングでも、するどい当たりを連発するなど、仕上がりは順調です。(青木宣親選手)「(合宿は)いまのところ順調にきてますね」外野手として、マリナーズのイチロー選手や、カブスの福留選手らとともに、レギュラーの座をめざす青木選手。普段は、センターを守っていますが、宮崎合宿では、レフトの守備練習にも力を入れ、存在感をアピールしています。(青木宣親選手)「(レフトは)やはり景色が違うので、やりにくさというのはありますけど、同じ外野ですし、基本的なところは変わらないと思うし、やれるとは思います」33人の候補の中から、5人がふるい落とされる熾烈な争い・・日本代表の最終メンバーは、25日に発表されます。(青木宣親選手)「試合に出たら、やはりチームのために何ができるか本当に考えながらプレーしていければいいと思います」「宮崎の代表として、日本代表として頑張ってきますので、遠い所からですけど応援よろしくお願いします」大会2連覇を目指す「侍ジャパン」宮崎合宿は22日まで行われます。
非正規労働者で職を失った人などを対象にした県共同就職支援センターが、20日、宮崎市に開設されました。この施設は、国と県が連携して就職を支援しようと開設されたもので、20日は、東国原知事や、宮崎労働局の若松光司局長らが出席して、開所式がありました。このセンターは、非正規労働者を対象に、就職支援を行うのが特徴で、完全予約制で、再就職や正規雇用への転職を希望する人たちの相談を受け付けます。(県共同就職支援センター・吉永正昭センター長)「国が行う雇用対策、県が行う雇用対策これを共同、連携しながら効率、効果的にやって、厳しい雇用、失業情勢の改善につなげるのが大きな目的」センターの開設時間は、平日の午前8時半から午後5時までで、履歴書の書き方や面接の受け方などを学ぶセミナーも開かれることになっています。
去年10月、宮崎市で、時限発火装置を使って、住宅などを全焼させたとして、放火の罪に問われている男の初公判が、20日、宮崎地裁で開かれ、検察側は懲役5年を求刑しました。求刑を受けたのは、宮崎市熊野の機械修理業、冨田千秋被告58歳です。起訴状によりますと、冨田被告は、去年10月、自分でつくった時限発火装置を使う手口で、以前交際していた女性の車を全焼させたほか、その1週間後にも、知人の男性の車と住宅を全焼させたとして、放火の罪に問われています。宮崎地裁で、20日開かれた初公判で、冨田被告は、起訴事実を全面的に認めました。この後、検察側は、女性と知人の男性が交際していることへの嫉妬から、犯行に及んだ動機について、身勝手で短絡的と指摘した上で、冨田被告に懲役5年を求刑しました。冨田被告への判決は、4月9日に言い渡されます。
県の監査委員は、20日、監査報告書をまとめ、宮崎市の廃棄物処理施設、「エコクリーンプラザみやざき」を運営する県環境整備公社について、理事会への報告や契約内容などの不備を指摘しました。県監査委員は、2月2日、「エコクリーンプラザみやざき」を運営する県環境整備公社の業務執行や会計処理について、監査しました。監査報告書によりますと、公社は、破損している調整池の機能不全や、温浴施設の整備など、重要な9件の事案を、理事会に報告していなかったとして、改善が必要と指摘しています。また、公社が、平成17年に実施した調整池の補強工事について、公社と施工業者、それにコンサルタント会社が費用負担して実施したにもかかわらず、総額1億7600万円のうち、公社が負担した約4000万円分しか契約しておらず、不適切であったと指摘しています。このほか、監査報告書では、県教職員互助会への県からの補助金について、宿泊費の助成やゴルフコンペの運営費など、1000万円あまりの不適切な経費が含まれていたと指摘されました。
宮崎市との合併の賛否を問う清武町の住民投票は、22日、投票が行われます。この住民投票は、清武町の住民グループが、宮崎市との合併の賛否を問う住民投票条例の制定を、町に直接請求したことを受けたもので、22日が、投票日となっています。住民投票では、宮崎市との合併に「反対」か「賛成」かを、○を記入して選ぶことになっていて、21日までに、934人が期日前投票を済ませました。合併を巡って、清武町で住民投票が行われるのは、平成16年に続き2回目で、鐙町長は、「50%以上の投票率がなければ開票せず、開票の結果、きん差の場合は、議会に判断を委ねたい」としています。清武町の住民投票は、町内11か所の投票所で、22日の午前7時から午後8時までとなっています。
日南農林高校の生徒たちが、オリジナルの焼酎を完成させました。焼酎造りに取り組んだのは、日南農林高校・生物工学科の3年生12人で、実習の一環として、去年6月から、焼酎づくりに、取り組んできました。生徒たちは、北郷町の櫻の郷醸造の協力を受けながら、原料のイモの栽培や仕込みなど、全ての工程を担当。そして、20日、最後の仕上げとなる瓶詰め作業などを、行いました。(生徒は)「うれしいです。できたことがうれしいです。お父さんやお母さんに一番に飲んでもらいたいです」(生徒は)「仕込みなどが大変だったけど、今はできあがって達成感があります」「新しき未来」と名づけられたこの焼酎。試飲した蔵元の従業員たちも、「香りもまろやかで、お世辞ぬきにおいしい」と話し、好評でした。このオリジナル焼酎は約2000本が製造され、県南の酒店で販売されることになっています。
リサイクルや、省エネルギーを推進しようと、「もったいない展」が、宮崎市で始まりました。この催しは、宮崎市消費者団体連絡協議会が、毎年、開いているもので、会場には、新聞紙をリサイクルして作ったバッグや、省エネを呼びかけるポスターが展示されています。中には、普段、捨てられることの多い、大根の皮や、葉っぱを使った料理も紹介されていて、会場を訪れた人たちが、関心を寄せていました。この「もったいない展」は、宮崎市のイズミヤ宮崎店で、22日まで開かれています。
養豚農家のふん尿処理に伴う悪臭問題を解決しようと、都城市の養豚場で、新しい処理システムが開発されました。処理システムは、「雲海酒造」と、鹿児島市の「豊栄物産」が、都城市高城町の「南国興産」の養豚場で、約2年間かけて開発しました。新しいシステムは、豚舎に敷き詰めて、ふん尿処理に使われることの多いおがくずに、アンモニアの分解や発酵を促す吸収材を加えるなどするものです。これにより、「おがくず」の悪臭を大幅に軽減させるほか、「おがくず」をリサイクルして、購入費用の抑制にもつながるということです。
WBC代表合宿関連で、お知らせです。21日と22日、宮崎市のサンマリンスタジアムで、WBC日本代表候補と読売ジャイアンツとの練習試合が行われます。当日は、かなりの交通渋滞が予想されるため、県総合運動公園の駐車場は、閉鎖され、2日間とも、オーシャンドームと宮崎港、それに、宮崎市役所下の河川敷に、臨時駐車場が設けられることになりました。試合をご覧いただくには、球場と臨時駐車場で配られる整理券が必要となりますので、ご注意ください。
高千穂線の廃止に伴い、TR高千穂鉄道からJR九州に売却されたトロッコ列車を移送する作業が、19日夜から始まりました。高千穂線のシンボルとして、多くの人に親しまれてきた2両のトロッコ列車は、去年12月、TR高千穂鉄道からJR九州に、1両あたり500万円で売却されました。JR九州では、北九州市にある工場で、列車の整備などを行うため、19日夜から、トロッコ列車を、移送する作業にとりかかりました。高千穂町で行われた作業では、国道を、一時全面通行止めにした上で、専門の業者が、クレーン車を使って、2両のうち1両を、慎重にトレーラーに積み込みました。トロッコ列車は、整備や改修を行った後、今年の秋から、日南線などで、運行されることになっています。列車の移送作業は、20日も行われます。
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