2009年2月20日 21時16分更新
去年の年末に閉園した岡山県倉敷市の第3セクターのテーマパーク、倉敷チボリ公園の跡地で、公園のシンボルとして親しまれてきた観覧車の解体作業が始まっています。
倉敷チボリ公園の跡地では、先月から敷地内にあるジェットコースターなどの遊具や建物の解体が行われています。
このうち、開園以来700万人が利用したという高さ40メートルの観覧車「チボリバルーン」は、今週初めから作業が始まり、作業員が24基のゴンドラをひとつひとつ取り外していました。
倉敷チボリ公園の18の遊具は、ことし5月までにすべて解体されたあと、国内や海外の遊園地などに売却される予定になっています。
公園の跡地について、地元倉敷市は、無料の市民公園として整備する方針ですが、具体的な将来像の結論が出るメドはたっていません。
チボリ・ジャパン社の坂口正行社長は「多くのお客さんが楽しい時間を過ごした場所が解体されていくのを見るのは、とてもつらいです。今後は敷地内の緑をなるべく残して、多くの人が憩える場所にしてほしいと思います」と話していました。