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「北朝鮮がより挑発的な行動をとる可能性」 クリントン長官語る
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【ワシントン=有元隆志】ヒラリー・クリントン米国務長官は19日、北朝鮮が金正日総書記の後継問題をめぐり不透明な情勢となり、より挑発的な行動に出る可能性もあるとの認識を明らかにした。米政府高官が北朝鮮の後継問題に言及するのは異例。弾道ミサイルの発射準備を進めるなど強硬姿勢をとり続けている北朝鮮の現状に強い懸念を示したものといえる。
長官はインドネシアから韓国に向かう機中で同行記者団に語った。
ロイター通信などによると、長官は「北朝鮮の権力の状況がどのようになっているか、ややはっきりしない」としたうえで、「権力継承があれば、それが平和的であったとしても、より不透明さが増すだろう。また、権力基盤を固めるためにより挑発的な行動をとるようになるかもしれない」と語った。
その上で、「韓国は北朝鮮情勢に関して大きな懸念に直面している」と述べ、20日の韓国側との会談で、北朝鮮情勢に対応するため連携強化を確認する意向を示した。
金総書記の健康問題をめぐっては、ブレア国家情報長官がこのほど上院情報特別委員会に提出した報告書のなかで、昨年8月、脳卒中のため数週間執務不能となったものの、著しく回復し、いまは主な政策決定を行っているとみているとの分析を明らかにした。
さらに経済的な苦境や国民の困窮にもかかわらず、体制に反対するような組織は国内に見あたらず、政権の基盤は依然強固だとの見方を示した。