事故が起きた圧力鍋=国民生活センター提供
圧力鍋のフタがはずれて中身のシチューが飛び散り、60代の女性が顔に1カ月以上のやけどを負ったという事故報告が国民生活センターに寄せられた。事故は昨年11月に起きた。センターはこの製品について「圧力が高いときにフタが開かないようにするフタロックレバーの引っかかりが浅い」と、構造に問題があると指摘。使用を中止するよう呼びかけている。
新潟県燕市「カクセー」が輸入販売元の「NK―AL16」で、04〜07年まで16万台が売れたという。事故が起きた製品は中国で製造され、鍋底に「2004年11月」と刻印がある。カクセーは「安全基準を満たし、検査に合格している安全な製品」としているが、問い合わせに応じており、受付時間は平日の午前9時〜午後5時、0120・63・7271。