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かつて無いほどに・・・

February
18
2009

 安倍元総理の突然の辞任劇から約1年、自民党の凋落劇によってかつて無いほど国民の政治への関心度は高まっていると言えそうです。しかし、この1年間に世界は激変し、日本はまさに激変の瀬戸際にあります。その中で、これほど政治が乱れるということ自体、誰しもが想定外の出来事であったと思いますし、まさに動乱前夜という感触だろうと思います。そして一つ一つ出来事を抽出することさえ、あまりに多すぎて混乱するだけのこの状況は、なんと記述していいのか分かりません。

 

 2月に入ってからも、「かんぽの宿」譲渡問題では、郵政民営化などまったくのでたらめであったという感想を持つのも当たり前だと思いますし、だからこそ報告を受けた麻生総理も「私は民営化は反対だった」などと、国会で答弁してしまう始末。なるほど、そのデタラメぶりは2月6日の衆議院予算委員会の民主党原口議員の質問などを聞くと明白です。これを見たときにはもう言葉もありませんでした。

 

2月6日 衆議院予算委員会 民主党原口議員の質問

 

> http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.cfm

 

そして、遂にG7での中川元財務大臣の失態とそれに伴う辞任劇で明け暮れたこの数日間。国際社会の場で、もはや信じられない失態であると眼を疑いました。

 

 その間にも、GDP速報値の驚異的な悪化や、2次補正予算を通したものの関連法案は宙吊りというなんともお粗末な景気対策等々、景気対策は一歩も前に進まない状況が続き、極めつけは小泉元総理のロシアからの一声で、自民党内は騒然となっています。もう、議員を辞める方などはどうでもいいでしょうに。

 

 そうこうしているうちに、本来金融危機からもっとも遠隔地であるはずの日本の景気が実はもっとも深刻であるという事態に陥りかねない状況となってきています。とにかく今回の金融危機に関しては、景気対策予算の実効が非常に効果的らしいということが、中国の景気対策で証明されていると言うことです。すなわち、中国では昨年の11月に早くも大型の景気対策を実施し、景気指数は非常に敏感に反応しています。それは、考えようによっては当たり前で、通常景気サイクルによって需要が減退した結果の不況ではなく、金融危機によって突如資金を止められたための発作のような不況ですから、血流を補正することが即効性が高いはずなのですね。なのに、なのに、日本は一体何をやっているのか!大声で叫びたくなります。

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Posted by 有海啓介 | この記事のURL |

もっとたくさん売ってください!

February
17
2009

 HONDAのハイブリッドカー「インサイト」が、発売11日間で月販目標(5000台)の2倍の10000台を受注したというニュース。凄いですね。ハイブリッドカーに対する潜在需要がこれほど高まっていたとは・・・。嫌なニュースばかりなので、このペースがガンガン販売してください!そして日本経済を盛り上げてください!(笑)

 

 WiNDyも頑張らなくちゃね。

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Posted by 有海啓介 | この記事のURL |

政治の話題が多くなる

 G7の失態で物議をかもした中川財務大臣が辞任しました。どこかの経済団体のトップが「首相の任命責任・・」というコメントだしてましたが、もっと気の利いたコメントできないのかなと思いますね。この件に関して「任命責任」言われてもね(苦笑)。さてここからが問題でしょう。そして首相の任命責任と問うなら今回決まった新人事でしょう?

 

 中川元財務大臣は内閣特命担当大臣(金融)と兼務でしたが、麻生首相は新大臣として、なんと与謝野内閣特命担当大臣(経済財政政策)を兼任としました。こんなの、アリなんですか?財務省(元大蔵省)、金融庁、経済企画庁の3省のトップを兼任するというのは、事実上政策を官僚に「丸投げ宣言」したと等しい。日本の経済運営はすなわち、キャリア官僚が行っているという事実を、政治家自らが自白するに等しいわけで、これでは絶対に官僚主義の脱却などは不可能でしょう。第一、3省兼任など、物理的にできるはずがないでしょう?

 

 経済政策は、大きく分けて金融政策と財政政策で、金融政策は基本的に独立性を保った日銀の役割ですが、金利政策がほとんど無力化してしまった(低金利のために)いま、買取オペ等々マネーサプライをオペレーションする以外に有効な手段はないのが現状で、それが実効あるものとするために金融庁が金融機関の監督を厳しく行っているということで、現実的な経済政策のウエイトは財務省と経済企画庁の役割が非常に大きいというふうに理解しています。実際、為替介入などの権限は財務省であり、もちろん予算も、そして政府の緊急景気対策も総て財務省の管轄でしょう?これらの省庁の業務は複雑多義に渡ることは言うまでもなく通常では理解することさえ、これはもう物理的に不可能だと思います。

 

 これは見方によっては、麻生内閣は日本経済を投げたともいえるし、逆に麻生内閣ではもうどうしようもないということを自ら認めたようなものでしょう。この人事には、流石に納得できないというか、何を考えているのかまったく理解できないというか、もっと言えば自民党には人材がいないのか?とも取れるし、麻生首相が孤立しているとも取れるし、最終的には自民党は日本経済などはもうどうでもよいと考えているのか、なるようにしかならないとさじを投げているのか・・・、いずれにしてもこれは大変な事態になってきたと思いますね。

 

 政治関係はあまり書きたくないと思っていますが、連日トップニュースが政治がらみじゃ、書かないではいられないですね。どうしてこれほどにゴタゴタしているのでしょう?アメリカでは、オバマ大統領就任で非常に厳しい経済運営を迫られていますが、ある程度民主党も共和党も協力してこの難局に取り組むというコンセンサスがあるように見えますけれど、日本は同じ党内でもうバラバラ。極端なことを言えば、党内でいがみ合ってるような状況になってしまっている。民主党と話し合って・・・などという次元はもはや夢物語でしょう。中川元財務大臣のG7での醜態以上に自民党の醜態と見るべきじゃないかと思いますね。

 

 もはや選挙も出来ない、2大政党制も自民、民主双方の現状ではシステムとして機能しないでしょう。民主党にしても政府が予算を通そうとすれば審議拒否、などといってる場合じゃないんです。日本は輸出主導型の経済構造なので、金融危機、世界不況の影響は最も深いわけですし、一分一秒の時間が惜しいのです。経済の悪化を食い止め、新たなビジョンを出して内需拡大型経済、アジア主導の輸出構造を作り出さないと、大変なことになります。今がその瀬戸際だというのに・・・・・。この政治状況、大変、苦しいですね。

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給付金モデル!?

February
16
2009

 政府の定額給付金は確か¥12,000-ですね。ラジオでは定額給付金を狙った商売がたけなわの様相だと放送してました。実は、先週の初めに、社内で「定額給付金モデルって作れるかな?」なんて、冗談交じりの会話をしていたら、開発部O君が「ちょっとやってみますか」と。日頃、開発で緊張の連続なので、たまにはこういうリラックスした仕事もいいかもしれない、ということで、「研究してみてよ」と言っておきました。あまり本気というか、スケジュールにはないことなので実はこのことはすっかり忘れていたんです。すると今日になって「もしかしたら出来るかもしれないですよ・・・」と報告してもらいました。2時間ほどかけて内容を検討してみましたが、性能が出ればやれるかも知れないという結論に。早速実験してみることになりました。確率的には10%ほどかと思いますが、仮に真剣にやってみると言うことになれば、今週からまた徹夜三昧の日々となるでしょう・・・。この歳ではちょっと辛いですけれど。

 

 それと、今週から決済システムの見直しがスケジュールされています。特に「クレジットカード決済」に関しては、最近カード会社毎の自主規制を含めた様々な制約から、オーソリ(決済確認)が取れない事例が特に高額商品の場合に多く見受けられ、抜本的な対策とお客様がよりスムーズにご理解できるようなシステムの見直しを図ろうと言うことになりました。そのことに関しても契約カード会社とのやり取りや社内ミーティングで真剣な議論が続いて、かなり消耗したかな、という感じです。週初ですから、皆気合が入っていますね。いいことです。これから3月、4月と新機種をリリースする予定で、ますます忙しくなるみたいです。ご期待くださいね。

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異常な暖かさ

February
15
2009

 日曜でしたがオフィスに出向く途中、車載の温度計が24℃をさしていてビックリしました。それにしても暖かい1日でしたね。まぁ、地球温暖化とはまったく関係はないと思いますが、それにしてもここまで暖かい2月というのは、記憶にないかも。昨日も暖かかったけれど、今日はそれ以上です。今年は、桜の開花はきっと例年よりも1週間くらい早いのではないでしょうか?

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