【シンガポール支局】米経済誌フォーブス・アジア版は19日、2009年版の「日本の富豪40人」を発表した。カジュアル衣料品専門店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングの柳井正社長が初めて首位になった。資産額は61億ドル(約5700億円)で、前年に比べ14億ドル増え、6位からトップに上昇した。
上位40人の資産額は計695億ドルで前年(899億ドル)に比べ23%減少した。株価が大幅に下落し、円高にもかかわらずドル建ての資産が目減りした。富豪40人のうち資産が前年より増えたのは、柳井氏を含め4人だけだった。
昨年首位だった山内溥任天堂相談役は資産額を78億ドルから45億ドルに減らし、3位に後退。資産10億ドル以上の富豪は昨年の29人から20人に減った。
(19日 22:04)