第64回国民体育大会「トキめき新潟国体」冬季大会スキー競技会は17日、秋篠宮ご夫妻のご臨席の下、新潟県湯沢町の湯沢カルチャーセンターで開会式を行い、熱戦の幕を開けた。全国47都道府県から1884人(うち本県選手団78人)が参加。「トキはなて 君の力を 大空へ」のスローガンの下、20日までの4日間にわたり熱戦を繰り広げる。
午後1時からの開会式では、各都道府県の精鋭が南から順に入場。本県は45番目に登場し、旗手で純飛躍に出場する黒川友喜選手(五農高)が堂々の行進を披露した。
開会宣言の後、森喜朗日本体育協会会長が「栄えある郷土の代表として、日ごろ鍛えた力を存分に発揮してほしい」とあいさつ。三林碩郎新潟県議会議長が「この大会が生涯の良き思い出となるよう、健闘を心から祈る」と歓迎の言葉を述べた。
また、秋篠宮さまが「トキが大空を羽ばたいて行くように、全国の人々に感動と未来に飛躍する希望を与え、いつまでも心に残る大会となることを期待します」と述べられた。
これを受け、選手を代表して新潟県選手団で純飛躍、複合に出場する清水礼留飛選手(妙高高原中)が「大好きなスキーを通して全国の方々と競い、集い、感謝の心を忘れず競技することを誓う」と宣誓した。
大会は18日から競技を開始し、同日は大回転3種目とクラシカル7種目、複合前半飛躍3種目が行われる。
【写真説明】「エイエイオー」と競技開始に向け威勢の良い声を上げる本県の距離選手ら