岡山放送局

2009年2月20日 14時53分更新

消防職員の懲戒処分


倉敷市の児島消防署の59歳の消防士が、市内のパチンコ店から漫画本あわせて60冊を無断で持ち出したとして、市はこの消防士を停職6か月の処分にしました。

処分を受けたのは、児島消防署の59歳の係長級の男性消防士です。

倉敷市消防局によりますと、この消防士は先月と今月の2回にわたり、倉敷市内のパチンコ店の休憩コーナーに置いてあった漫画本あわせておよそ60冊を持っていたカバンに入れて、店に無断で持ち出したと言うことです。

消防士は今月5日に再び同じパチンコ店を訪れ、さらに8冊盗み出そうとしたところを店員が見つけ、警察に通報しました。

倉敷市は「市民の信頼を損ねた」として、この消防士を停職6か月の懲戒処分とし、消防士は20日付けで依願退職しました。

消防士は消防局の調べに対して「家でゆっくり読もうと思って持ち帰ってしまった」と述べ、漫画本を持ち出したことを認めていると言うことです。

倉敷市消防局の守安隆一局長は「今後消防職員への指導を通じて再発防止を図りたい」と話しています。