岡山放送局

2009年2月20日 14時53分更新

中小企業の緊急商談会


景気の急速な悪化によって企業の業績が落ち込む中、県内の中小企業が新たな取引先を開拓する商談会が岡山市で開かれました。

これは、景気の急速な悪化で業績が悪化している県内の中小企業に、新たな取引先を開拓してもらい業績の改善につなげていこうと、岡山県産業振興財団などが開いたものです。

会場となった岡山市内のホテルには、県内の自動車部品や機械部品の加工会社など、およそ150社の担当者が集まり、新たな受注を求めて県外のメーカーとの商談に臨みました。

県産業振興財団によりますと、県内の製造業のうち自動車部品の分野は、大手自動車メーカーの減産の影響などで特に業績の落ち込みが大きいということで、商談に臨んだ加工会社の担当者は技術力などを盛んにアピールしていました。

受注が、去年の同じ時期に比べておよそ30分の1に減ったという機械部品の加工会社の社長は、「去年10月ぐらいまでは、最低限の受注がありましたが、今は全く仕事がありません。先が全く見えない状況です」と話していました。

県産業振興財団では、今後もこうした商談会を開くなどして、県内の中小企業を支援したいとしています。