2009年2月20日 14時53分更新
瀬戸内海に捨てられたごみの問題について考える検討会が岡山市で開かれ、行政や漁業協同組合の担当者が漁業者の網にかかったごみの処理方法などについて話し合いました。
検討会には環境省をはじめ瀬戸内海沿岸の自治体や漁業協同組合などからおよそ50人が出席し、瀬戸内海での漁の途中、網にかかったごみをどのように処理するかについて話し合いました。
網にかかる海のごみは可燃ごみや不燃ごみそれに産業廃棄物など、さまざまな種類のごみが混じっていますがこれをだれがどのように処理するか明確な基準はありません。
検討会では出席者が処理方法のマニュアルの案を示し、このなかでは、網にかかったごみは漁業者と漁業協同組合が回収と分別を行い処理施設への運搬は漁業者と市町村が協力して行うことが望ましいとしています。
そして運搬にかかるコストについては漁業者と市町村が話し合ってどのように分担していくか決めていくことを提案しています。
検討会では今年度中に最終的なマニュアルをまとめ瀬戸内海沿岸の自治体や漁協に配ることにしています。