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奄美和光園の長寿検証施設構想 国は「設置計画なし」
(2009 02/20 07:01)
 奄美市の国立ハンセン病療養所奄美和光園の将来構想として旧名瀬市などが要望していた「国立長寿検証センター(仮称)」併設構想に対し、厚生労働省が白紙回答していたことが19日分かった。
 同省などによると、2008年12月末に職員2人が奄美市と和光園自治会を訪れ、「設置の計画はない。市などに土地を貸すことは検討可能」と伝えた。同省はハンセン病療養所を除くすべての国立医療施設を独立行政法人化する方針で、新たな施設をつくる考えはないという。
 奄美市の福山治市民福祉部長は「非常に残念。すぐ対案が出せる状況ではないが、近く検討委員会を開いて委員に報告し意見を聞きたい」。和光園自治会は「入所者は52人で全国最小。国は最後の1人まで面倒を見ると言っているが、20人を切っても今のような機能が残るか心配。新たな将来構想が必要」としている。
 奄美群島の市町村や医師会などは03年、和光園の将来構想検討委員会を発足させ園の将来像を模索。04年に旧名瀬市などが奄美の健康長寿を研究・検証して国民に還元する同センターを園内に併設することを国に求めていた。
 

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