風水には多くの流派がありますが、その多くは地形、方角、立地を扱うのみです。一方、三元派は地形、方角、立地の他に時間を風水判断の際に重要な要素として考慮します。時間の概念の導入により三次元的な風水解析が可能になるのです。三元派が他の流派に対して優位に立つ理由はこの点にあります。三元派はエネルギーは時とともに変動し、さらに天体の運行や配置からも影響を受けると考えます。よって風水分析の際にはこれら時間要因、天体運行要因を用いて非常に詳細かつ的確な風水判断を下すのです。旺期と衰期は不変ではなく時間とともに変移するものなのです。
下記の表は三元派と三合派の大まかな違いを述べたものです。
三元派(玄空派) |
三合派(八宅派) |
風水診断方法は20年を一運とし60年を一元とします。九運までの180年 三元を一周期とする時間要因を用いる。 |
風水診断方法は居住者を東命と西命に分けこれを基に判断をくだす。 |
宅向は玄関より求める。 |
宅向は家の中心より求める。 |
宅運と現行の卦運においての天と地気との適合性さらに居住者の命卦との適合性を診断 |
宅卦が居住者の命卦と適合または不適合かの判断。時間は診断要因にはない。 |
宅盤は9分割のグリッドで8方位を示し、さらに各方位を3分割し計24方位を用いる。 |
宅盤は8方位に分割 |
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宅向は現行の卦運との関係で判断吉凶は時期によって変わる。 |
宅向の吉凶は居住者の命卦より導き出し、吉方位は不変である。 |
方位の吉凶は時間により変動 |
方位の吉凶は東命と西命により分かれる。時間による変動はない。 |
方位の読みは15度分割で24方位 |
方位の読みは45度分割で8方位 |
就寝時の向きは足の向く方向を採る |
就寝時の向きは頭の向く方向を採る |
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