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=旅好き=冬の楽園へ
 岐阜・郡上市、高鷲町

大人から子どもまで、初心者から上級者まで、スノーフィールドでにぎわう鷲ケ岳スキー場

◆ ウキ"ユキ"わくわく ◆

 岐阜県郡上市の北部にある高鷲町はスノーエリアが数ある。ただいまスキーシーズンまっただ中。なかでも「鷲ケ岳スキー場」は若者からお年寄りまで連日にぎわっている。スキー場ばかりではない。近くにある「牧歌の里」は“森の中の温泉”として知られる。露天風呂にゆっくりつかって、スキーの疲れを癒やしてくれる。また“ケイチャン”なる珍味も高鷲町ならではのごちそうだ。(白石 治)


◆ 誰もが楽しめる爽快感!! ◆

 陽光を受けキラキラと輝くスキー場。スノーフィールドを楽しむ人、スノーボードで競演する親子。みんな全身でゲレンデの喜びを味わっている。

 ここ「鷲ケ岳スキー場」は開放感にあふれている。高鷲観光協会の鷲見繁也事務局長(44)がスキー場の特長を語る。

 「初級者から上級者まで、万人に受けるスキー場」。最上部標高は1350メートル、最長滑走距離3000メートル、最大斜度35度。「右側は木がなく安全で初心者向き、左側は樹木もあり上級者向き」と自然と調和したすばらしいロケーションだ。

 メーンバーンは幅400メートルのワイドな斜面で自由自在に滑走できる。まさにチビっ子からお年寄りまで爽快(そうかい)感に浸ることができる。

 「昨年、11月1日から大規模なアイスクラッシャー(人工造雪機)を配備して全長1500メートル、幅30メートルのコースも人気があります」(鷲見氏)

 奈良市から来たという女性(26)は「雪質もサラサラで初心者の私でもとても滑りやすいです」と笑顔をみせる。

 ゲレンデの“基地”センターハウスも昨年リニューアル。館内は更衣室、レンタル、レストラン、売店。うれしいことに1階には天然の温泉がある。“滑ってよし、漬かってよし”の万能施設といっていい。

 訪れたとき、スキー場の積雪は平均150センチ。女性客が多かったが「毎週水曜日はレディースデーで女性のリフト料金は無料です」に納得。

 ちなみにこの日は約3500人が訪れた。アクセスにも恵まれており高鷲ICから約5分。東海北陸自動車道の全通でより便利になった。一宮ICTから約1時間、関西方面からも約3時間。駐車場のナンバーも大阪、神戸、奈良…が多い。営業は4月5日まで。新しいファンが増えそうだ。


◆ 雪まつりに温泉癒やし効果抜群「牧歌の里」 ◆

 郡上市高鷲町にある「牧歌の里」。春には数々の花が心身を癒やしてくれる。1996年4月オープン。年間の観光客約30万人。白山連峰が臨めるすばらしいロケーションだ。

 地元の人はもちろん他府県の人が心待ちにしているイベントが目前。今月21、22の両日開催される「たかす雪まつり」がそれ。21日午後8時からのレーザーショー。1チーム10人での雪合戦(22日)に、3メートル四方の雪のブロックを素材とした雪像コンテスト。今回は20チームが参加する予定。

 「昨年は2万人の観光客でにぎわいました。雪像はびっくりするような“芸術品”ができあがります。ただ、今年は雪が少ないので…」と心配そうな鷲見事務局長。

 「牧歌の里」は“森の中の温泉”でも有名。露天風呂、森林大浴場、ハーブの香りがアロマ効果を高め、女性に人気のミストサウナ。スキーで疲れた人は英気を取り戻せること請け合いだ!


◆ “ケイチャン”一押し!! ◆

 「牧歌の里」の食堂にある“ケイチャン”は一押しのメニュー。井林浩司広報マネジャーも「当店で大変な人気」と話している。“ケイチャン”とは?「鶏肉が素材ということ」。もっと詳しく聞こう。

 「国産鶏モモ肉をメーンに郡上みそ、ニンニク、唐がらし、酒、しょうゆ、砂糖、ごま油、すりごま。モモは一晩寝かしたくらいがいい。あとはキャベツなどお好きな野菜をいれてください」

 ほどよい甘みが食欲をそそる。単品900円、定食1260円=写真=。おみやげにも販売している。


 ◆高鷲町 岐阜県郡上市北部。人口約3700人。“3白産業”が盛ん。白は雪、牛乳、大根。問い合わせ=電話=0575(72)5000。

 ◆鷲ケ岳スキー場 平日午前8時〜午後4時半。ナイター午後4時半〜午後7時45分。早朝午前5時〜午前8時。リフト料金1日券4000円、午後券3300円(いずれも大人)など。4月5日まで営業。=電話=0575(72)5105。

 ◆牧歌の里 午前11時〜午後9時。温泉料金大人800円、子供400円。問い合わせ=電話=0575(73)2088。

[ 2009年2月17日付 ]

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