麻生太郎首相は19日夜、小泉純一郎元首相が定額給付金の財源特例法案の衆院再議決の際、本会議を欠席する考えを示したことに絡み「みんなでがんばって取った3分の2の議席だ。小泉氏が(議席を)取ったという話と、定額給付金の話と脈絡が通じていない」と批判した。首相官邸で記者団に語った。
小泉氏の「現在の与党の議席がどう得られたのかよく理解していない」との発言に反論。これまでより一歩踏み込んで「最終的に党議で決まったのであれば従っていただくのが筋だ」と強調した。
一方、党内で浮上している早期の首相交代論に関連し、記者団が「自身の手で解散するつもりか」と質問。首相は「はい」と答え、秋までに自ら衆院解散・総選挙を決断する考えを示した。(19日 21:53)