岡山市の可燃、不燃ごみ収集の有料化が始まって半月余り。有料化に先立ち昨年12月から始まった雑紙回収で、資源化物となる古紙の範囲が拡大。ホームセンターや家電量販店ではシュレッダーの売れ行きが好調だ。 同市では、従来から新聞紙、チラシ、ダンボール、雑誌などを回収。雑紙回収スタートでコピー紙、メモ紙、名刺、はがき、封筒、ダイレクトメールなどが、可燃ごみから資源化物に変わった。 「タイム高屋店」(岡山市兼基)は「1月後半あたりから飛ぶように売れている」と笑いが止まらない。電動で5千円程度のものがよく売れ、手回し式も好調という。 これまでは月に数台しか売れなかったが、最近は週に約15台と売り上げは急増。同店は「ごみ有料化でここまで反響があるとは思わなかった」と驚く。 「ジュンテンドー津高店」(同市津高字井手後)でも、売れ行きが順調。特に2千円台の手回し式が、週に3個程度売れる。これまでは売り上げの悪い商品で、ここに来て徐々に伸びているという。 ただ、同店は「シュレッダーのくずが、無料回収されることを知らない人の方が多い」とも話しており、有料指定袋に入れる量を減らすため、購入する人がいるとみられる。