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体外受精:別人の受精卵戻し人工中絶 香川の病院

記者会見の冒頭に謝罪する香川県立中央病院の松本祐蔵院長(中)や同病院の婦人科の米沢優主任部長(右)ら=高松市の香川県庁で2009年2月19日午後3時59分、吉田卓矢撮影
記者会見の冒頭に謝罪する香川県立中央病院の松本祐蔵院長(中)や同病院の婦人科の米沢優主任部長(右)ら=高松市の香川県庁で2009年2月19日午後3時59分、吉田卓矢撮影

 香川県は19日、県立中央病院(高松市)で昨秋、不妊治療中に体外受精をした20代女性の子宮に、間違って別人の受精卵を戻し、女性は妊娠9週目で人工妊娠中絶をしたと発表した。女性は県側を相手に、約2000万円の損害賠償を求める訴訟を高松地裁に起こした。

 県の説明では、産婦人科の男性担当医(61)が昨年9月、女性の受精卵が入った容器でなく、間違って別人の患者の容器から取り出した受精卵を、女性の子宮に戻した可能性が高いという。10月にミスが分かり、11月に病院側が女性に説明、女性は人工中絶したという。病院側は謝罪した。

 県によると、今月18日に女性側から訴状が届いた。担当医はこれまで約1000例を手がけるベテランで、ミスは今回が初めて。

毎日新聞 2009年2月19日 18時05分(最終更新 2月19日 19時30分)

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