2009年02月15日 15時15分00秒
[2/17再追記]竹内久美子と勝間和代と香山リカとDHCに似た匂いを感じる。
テーマ:ブログ
前回のエントリ
で竹内久美子
女史の名前を出したので、ついでのネタ。
以下、ものすごく私の直感的な印象の話で、論理性も実証性もありません。
そういう話が苦手な方はご注意を。
なんとなくもやもやと私が抱いている感覚を
誰かが上手く解明してくれないかなと思って、
ここに私の感じた“匂い”について書いてみます。
竹内久美子女史 と、勝間和代女史 と、香山リカ女史 と、
まったく異なる分野のプロフェッショナル・第一人者と思われている(っぽい)女性ですが、
(それぞれ動物行動学・進化論、経済評論家・ライフハック、精神科医・評論家)
私はこの3人がなんとなく同じような匂いを発してる気がしています。
それがどういう種類のものなのか、私が感じる3人の共通項を挙げてみます。
なお、私は彼女たちの著作をそれぞれ1冊ずつ読んだのみで、(どの本かは後掲)
それらを読んだ感想+ネットで見かける彼女たちの言動からの印象です。
・海外や、国内の一部の層で話題になっているものにいち早く便乗した著作を出版。
・センセーショナルでインパクトのあるタイトル、歯切れのいい内容でベストセラーになった。
・タイトルの付け方が、これでもかというくらいにあざとい。
(※「あざとい」という表現は、勝間氏が自分自身の著作を指して言った言葉。)
・著作の内容は、海外のベストセラー本のエッセンスの焼き直しに、自説を巧みに織り込んでいる。
・自分の専門分野・得意領域の理論、流行などを引き合いに出して自説に説得力を持たせる。
・ただしそれらの理論・流行が、その分野で科学的に認められているものかは明確ではない。
・どこまでが原典の引用でどれが彼女らのオリジナルかわかりにくく、
自説まで含めて「海外ではこれが主流」と思わせてるように見える。
・彼女らの説には、原典を著しく曲解したり誤った情報を載せているものもある。
・彼女らの説に対して、同じ分野の専門家の中にも否定・批判する人もいる。
・マスメディア受けが良く、著作や本人がマスメディアで持ち上げられる。
・彼女らを否定・批判する専門家は、なぜかマスメディアでは取り上げられない。
・人間関係、特に男女関係についてよく言及する。
・男女の違いを否定せず、むしろ女性ならではの特徴も説く。
・熱狂的な信者・支持者が多い。(ような気がする。)(特に女性。)
・アンチもそれなりにいる。(ような気がする。)(ネット上で検索すれば見つけられる。)
・一般の支持者の声はよくメディアで取り上げられるが、一般の否定・批判派の声は取り上げられない。
というところでしょうか。
で、こういうことを思い浮かべていたら、
これまたなんとなく、大学翻訳センターことDHCさん にも共通するところがあるなぁと感じてしまいました。
上記の要素すべてがというわけではないですが、どことなく似た雰囲気を感じたりします。
竹内氏、勝間氏、香山氏、DHCさんを支持する人たちにも
どこか共通点があったりするのかな?
ま、特に結論はありません。
ちなみに私が読んだことのある彼女たちの著作は、以下の通りです。
・竹内久美子;「そんなバカな!-遺伝子と神について-」
・勝間和代;「勝間和代のインディペンデントな生き方実践ガイド」
・香山リカ;「知らずに他人を傷つける人たち」
いずれも、私はオススメできない本なので、リンクは張りません。
さらについでの話ですが。
以前、勝間和代氏の著作への感想をAmazon先生に投稿しようとしたところ、
ナゼか受け付けてもらえず、全く反映されなかったことがありました。
その後も改めて投稿しようとしても、「二重投稿は不可」と弾かれてしまいました。
Amazonって事前検閲とかキーワードで弾くこととかがあるんでしょうか?
他の本のレビューはいつも即時反映されてたので、こんなことは初体験でした。
Amazon先生か出版社か勝間女史の意向で投稿レビューが取捨選択されてたのか、
単なるシステムのエラーとかだったのか。いまだに謎です。
その時に投稿しようとしたレビューを掲載してみます。
ちなみに評価は星1つにしてました。
※09/2/17 13:30 追記2;
既存のレビューをAmazonに削除されたことを、とある作家が公表したのが話題になってるようですね。
・「アマゾン、消された書評 著者・水村さん「公正さ疑う」 」-asahi.com(朝日新聞社)
ちなみに上記の勝間本への私のレビューは、一度投稿しても反映されず受け付けられなかったようでした。
文字数オーバーだったのかと思って、数日後にある程度文字数を削って投稿し直そうとしましたが、
「二重投稿不可」と表示され、検閲どころかまったく受け付けられませんでした。
「イタい女」などの表現が不適切なのか?とも思いましたが、
これも作中の勝間氏の表現を敢えて引用して勝間氏本人に対して使ったもので、
文脈からそれはわかると思うのですが。
また、さきほど改めて投稿してみようとしましたが、やはりダメでした。
他の著者の本でも割と批判的なことを書いたことがありますが、そっちは投稿できて即時反映されたのに、
ナゼでしょうね?
※09/2/15 20:35 追記1;
上記の池田信夫氏の書評はこちら。参考として一部引用。
・「あなたの知的生産性を10倍上げる法 」-池田信夫 blog
なかなか面白い人です。
勝間女史本人と思われるコメントもありますので、興味があればどうぞ。
また、私が最後に書いた勝間氏の著作へのレビューの要素すべてが、
竹内氏や香山氏、DHCさんにも当てはまると思ってるわけではありません。念のため。
以下、ものすごく私の直感的な印象の話で、論理性も実証性もありません。
そういう話が苦手な方はご注意を。
なんとなくもやもやと私が抱いている感覚を
誰かが上手く解明してくれないかなと思って、
ここに私の感じた“匂い”について書いてみます。
竹内久美子女史 と、勝間和代女史 と、香山リカ女史 と、
まったく異なる分野のプロフェッショナル・第一人者と思われている(っぽい)女性ですが、
(それぞれ動物行動学・進化論、経済評論家・ライフハック、精神科医・評論家)
私はこの3人がなんとなく同じような匂いを発してる気がしています。
それがどういう種類のものなのか、私が感じる3人の共通項を挙げてみます。
なお、私は彼女たちの著作をそれぞれ1冊ずつ読んだのみで、(どの本かは後掲)
それらを読んだ感想+ネットで見かける彼女たちの言動からの印象です。
・海外や、国内の一部の層で話題になっているものにいち早く便乗した著作を出版。
・センセーショナルでインパクトのあるタイトル、歯切れのいい内容でベストセラーになった。
・タイトルの付け方が、これでもかというくらいにあざとい。
(※「あざとい」という表現は、勝間氏が自分自身の著作を指して言った言葉。)
・著作の内容は、海外のベストセラー本のエッセンスの焼き直しに、自説を巧みに織り込んでいる。
・自分の専門分野・得意領域の理論、流行などを引き合いに出して自説に説得力を持たせる。
・ただしそれらの理論・流行が、その分野で科学的に認められているものかは明確ではない。
・どこまでが原典の引用でどれが彼女らのオリジナルかわかりにくく、
自説まで含めて「海外ではこれが主流」と思わせてるように見える。
・彼女らの説には、原典を著しく曲解したり誤った情報を載せているものもある。
・彼女らの説に対して、同じ分野の専門家の中にも否定・批判する人もいる。
・マスメディア受けが良く、著作や本人がマスメディアで持ち上げられる。
・彼女らを否定・批判する専門家は、なぜかマスメディアでは取り上げられない。
・人間関係、特に男女関係についてよく言及する。
・男女の違いを否定せず、むしろ女性ならではの特徴も説く。
・熱狂的な信者・支持者が多い。(ような気がする。)(特に女性。)
・アンチもそれなりにいる。(ような気がする。)(ネット上で検索すれば見つけられる。)
・一般の支持者の声はよくメディアで取り上げられるが、一般の否定・批判派の声は取り上げられない。
というところでしょうか。
で、こういうことを思い浮かべていたら、
これまたなんとなく、大学翻訳センターことDHCさん にも共通するところがあるなぁと感じてしまいました。
上記の要素すべてがというわけではないですが、どことなく似た雰囲気を感じたりします。
竹内氏、勝間氏、香山氏、DHCさんを支持する人たちにも
どこか共通点があったりするのかな?
ま、特に結論はありません。
ちなみに私が読んだことのある彼女たちの著作は、以下の通りです。
・竹内久美子;「そんなバカな!-遺伝子と神について-」
・勝間和代;「勝間和代のインディペンデントな生き方実践ガイド」
・香山リカ;「知らずに他人を傷つける人たち」
いずれも、私はオススメできない本なので、リンクは張りません。
さらについでの話ですが。
以前、勝間和代氏の著作への感想をAmazon先生に投稿しようとしたところ、
ナゼか受け付けてもらえず、全く反映されなかったことがありました。
その後も改めて投稿しようとしても、「二重投稿は不可」と弾かれてしまいました。
Amazonって事前検閲とかキーワードで弾くこととかがあるんでしょうか?
他の本のレビューはいつも即時反映されてたので、こんなことは初体験でした。
Amazon先生か出版社か勝間女史の意向で投稿レビューが取捨選択されてたのか、
単なるシステムのエラーとかだったのか。いまだに謎です。
その時に投稿しようとしたレビューを掲載してみます。
ちなみに評価は星1つにしてました。
今をときめく勝間女史の著作には今までそそられず、全くの食わず嫌いでした。それは、タイトルの付け方やアピールの仕方が、流行りものの二番・三番煎じをまるでオリジナルのように強く自己主張してるような、品のなさが強烈に発せられているように感じていたからです。しかし、著作の内容のクオリティを高めるよりも、いかに売るか(勝間女史なりの「マーケティング」)にかなりの力を注いでいるという本人のブログ記述を読み、そこまであざとい本とはどんなものなのかを知り、どのような人たちが支持してるのかを考えたいと思い、本人が「今読み返すと、笑っちゃうくらい、今売れている本たちの内容が網羅されています」という本書を読んでみました。
肝心の内容は、はっきり言って書評ブログを読めば十分で、それ以上のものはありません。全く価値がないわけではなく、むしろ読ませやすくとてもコンパクトにまとまってますが、それがかえって本書を購入するほどのものではないというモノにしてしまってます。立ち読みかネットで書評を読めば十分。
本書で推奨するインディペンデント(インディ)な生き方とは、
「女性で年収600万円以上(男性だと1000万円以上)を稼ぐ」
「自慢できるパートナーがいる」
「年をとるほど、素敵になっていく」
を満たす、精神的にも経済的にも周りに依存しない自立した生き方と定義してますが、これを実現できるような素質のある人は本書を読まなくてもインディなことは実行できる思考力・行動力を持ってるでしょう。
また、勝間女史が自説の論拠として提示する事例(人物)や理論には矛盾や眉唾なものが散見されます。自説を支持できるように、事実や人物像の局所的な部分を全体の本質であるかのように語ったり、ニセ科学と思われる怪しげな「科学理論」を事実のように持ち出したりしています。勝間女史が意図的なのかどうかはわかりません(意図的なら最低のミスリード、無意識的なら科学的な論証が全くできていない)が、彼女の著作がベストセラーになってしまうところに、支持者の信じ込みやすさを懸念してしまいます。
彼女の別の著作に関する池田信夫氏の書評で、そのブログエントリーに勝間女史本人がコメントされており、彼女の著作活動と販売活動に対する本音の(と思われる)発言が寄せられています。勝間流の「マーケティング」の姿勢は、それはそれでアリなんだと思いますが、アクの強い自己主張で品がなく、本人がインディの要素として述べている「自然体」には程遠く、むしろ本人がなりたくないと言っている「周りからみると、本人が無理をしているような、いわゆる「イタい女」」になっているように感じます。
※09/2/17 13:30 追記2;
既存のレビューをAmazonに削除されたことを、とある作家が公表したのが話題になってるようですね。
・「アマゾン、消された書評 著者・水村さん「公正さ疑う」 」-asahi.com(朝日新聞社)
ちなみに上記の勝間本への私のレビューは、一度投稿しても反映されず受け付けられなかったようでした。
文字数オーバーだったのかと思って、数日後にある程度文字数を削って投稿し直そうとしましたが、
「二重投稿不可」と表示され、検閲どころかまったく受け付けられませんでした。
「イタい女」などの表現が不適切なのか?とも思いましたが、
これも作中の勝間氏の表現を敢えて引用して勝間氏本人に対して使ったもので、
文脈からそれはわかると思うのですが。
また、さきほど改めて投稿してみようとしましたが、やはりダメでした。
他の著者の本でも割と批判的なことを書いたことがありますが、そっちは投稿できて即時反映されたのに、
ナゼでしょうね?
※09/2/15 20:35 追記1;
上記の池田信夫氏の書評はこちら。参考として一部引用。
・「あなたの知的生産性を10倍上げる法 」-池田信夫 blog
その類のハウツー本の典型が、本書である(画像はクリッカブルになっていない)。ベストセラーというのは下らない本と相場が決まっているが、本書も例外ではない。そもそも、こういうタイトルをつける神経が信じられない。これは著者(勝間和代氏)の知的生産の効率が他人の10倍だということを前提にしているようだが、それが本当かどうかは、彼女の本を読んでみればわかる。改めて見ると、池田氏もAmazon等へのリンクを張ってなかったんですね。
たとえば『お金は銀行に預けるな』は、マルキールの有名な教科書のダイジェスト版だ。アクティブファンドよりインデックスを買えといった話も、マルキールが30年以上前に明らかにし、最新版では部分的に撤回した。こういう新書を書くには、「知的生産術」なんか必要なく、マルキールの本を著作権法にふれないように薄めて書き直せばいい。たしかに、これなら「効率は10倍」だろう。
なかなか面白い人です。
勝間女史本人と思われるコメントもありますので、興味があればどうぞ。
また、私が最後に書いた勝間氏の著作へのレビューの要素すべてが、
竹内氏や香山氏、DHCさんにも当てはまると思ってるわけではありません。念のため。
■なかなか痛烈ですね
勝間さんは、読者の反響を知るべく、自分の名前で頻繁にブログ検索しているそうなので、本人からコメント入るかも、ですね。その応酬、是非、見てみたい!勝間さんは、有能なマスマーケターなので、WACKYさんの様なハイエンドな読者は、対象外なのでしょうね(笑)