2009年2月19日 14時6分更新
岡山県内の去年12月の企業の生産活動を示す鉱工業生産は、昭和62年以来、22年ぶりの低い水準となりました。
岡山県がこのほどまとめた県内の去年12月の鉱工業生産の指数は86.0となり、前の月を9ポイント下回りました。
鉱工業生産の指数が90を下回るのは昭和62年2月以来、22年ぶりです。
業種別にみますと、輸出が大きな割合を占める自動車や自動車部品などの「輸送機械工業」の落ち込みが最も大きく、去年9月時点の指数を51ポイント下回っています。
また、そのほかの業種も去年9月時点の指数に比べて軒並み20ポイントから40ポイントほど下回っていて、去年秋以降の世界的な金融不安や円高などが企業の生産活動に大きな影響を与えていることがうかがえます。
今回の調査結果について県統計管理課では「すべての業種で指数が大幅に落ち込んでおり、去年9月の水準に戻るまでにはかなり時間がかかるのではないか」と話しています。