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「プラダを着た悪魔」は、映画館で一度見たのだが、面白い映画だったの で、再度DVDで見てしまった。 ジャーナリスト志望という文章を書くのが好きで、特にファッション関係に 興味のなかった女の子が、超一流のファッション雑誌の会社に就職すると いう物語。そこに居るカリスマ的な編集長ミランダに振り回されその悪夢の 日々に反発しつつも、除々に感化されていく過程が興味深い。 また、ファッション界の夢の世界に足を踏み入れる様子が、こちらにも夢を 映画のストーリーと同時進行でみせてくれるようで、映画に引き込まれて しまった。それに、実話をベースにしているところがより良かった。 サメです。こんにちわ。 ところで、話しは変わり、こちらは林真理子の「アッコちゃんの時代」。 この小説も実際のモデルがいて実話をベースにしているという。この「実話 をベースにしている」というフレーズにサメは弱い。 それは、作者の頭の中で構築した物語より、現実の世界が反映されており、 そこから何か引き出せる事が、フィクションより確かな気がしてしまうから。 と言ってもあまり深く考えての結論ではない。事実をどこまで反映しての 物語なのかは、作者のみぞ知ることではあるし、その事実ですら創作者の 目を通した時点でその人自身の思い込みが入ってしまうから・・・。 ●15年目に離婚という週刊新潮の記事 週刊新潮のゴールデンウィーク特大号に林真理子著の「アッコちゃんの 時代」のモデルが15年目に離婚したという記事が掲載されていた。 記事では、『彼女のことは「アッコちゃん」と呼ぼう。』と、書き出しで宣言し てしまい、とうとう実名は出さずじまい。でも、実名は知られていて雑誌に も写真入りで出ていた。 それなのにあえて仮名にしておく必要はないだろう。 彼女は川添明子(旧姓は小出)という。 「風吹ジュンや荻野目慶子と男を獲り合った」「地上げの帝王を銀座の凄腕 ママから奪った」週刊誌でそう書きたてられたという。モデルの仕事を少し かじった程度の、シロウトの女性とのこと。 記事では、なぜ彼女がバブル時代を象徴する存在のごとく扱われるように なったのかを振り返るという形で、話しが進む。 ● 地上げの帝王の愛人,風吹ジュンのダンナ 女子大生だった彼女が最初にマスコミに登場したのは、地上げの帝王と称 された早坂太吉氏の愛人として。しかも早坂太吉の前の愛人は有名な銀座 のママだった。 当然、銀座のママ(安達洋子)は黙ってはいない。小娘にダンナを盗られた とばかり、早坂氏に巨額の慰謝料を請求した。その事はマスコミの格好の 餌食となった。 早坂氏はバブルの崩壊とともに絶頂から転げ落ちて行った。それと共にアッ コちゃんは次の相手に乗り移る。 その相手は27歳年上の川添象朗氏で当時は風吹ジュンのダンナ。 川添象朗氏は、有名人が留まっていた飯倉のレストラン『キャンティ』のオー ナー。 70年代にはユーミンを見出し、YMOを世界に売り出したことでも知られて いた。 アッコちゃんは川添氏の子供を宿してしまい、風吹ジュンは怒ったが結局 川添氏は離婚し、アッコちゃんと結婚した。 それが15年前の話し。その後、彼女の消息が報じられることはほとんどな かったのだが、今年の4月に離婚することを決めたのだという。 その川添氏の離婚について語った言葉 「近々離婚届けを出して、アッコとは正式に離婚します。僕は別の女性と 結婚します。彼女は整体の専門家で今39歳だから38歳のアッコより一つ 上。この年になるとマッサージが上手な人ってすごくいいんですよ」 「離婚の大きな理由は、僕らの息子がこの春で高校生になったから。2年 前くらいから息子が高校に入ったら離婚しようと言っていたんです。まあ10 年近く別居していたからね。僕は素敵な女性が見つかったし、彼女も素敵 な男性が見つかった。お互い幸せになれたからいいんじゃないかな」 この後、記事では川添氏が厚生年金の手続きをしに行ったら、”お子さんが 2人いますね”と言われてビックリして、彼女に電話をする。難しくて読めな い漢字だったので「子どもの名前が読めないじゃないか!」と怒るところか ら話しは続く。 と言っても、ドロドロした内容には至らず、川添氏の家族が増えてめでたい という感想につながり、世間一般の夫婦感覚とは異なっている事が感じら れる。 ● 川添明子の不思議 アッコちゃんこと、川添明子は何か不思議に興味を湧かせる人物だ。 コラムニストの町山広美も、彼女についてこう書いている。 記事をせっせとスクラップし、「伝記を書きたい」と口走るほど、私はアッコ に夢中になった。やたらと話題にするので、対談相手のナンシー関に辟易 されたのだが、そんな対談でのやりとりも読んでくれていたのだろうか、か ねてからアッコに興味をもっていたという林真理子が、アッコをモデルに 小説『アッコちゃんの時代』を書きあげ、その書評依頼がこうして私に来た。 うれしいやら、くやしいやらである。 彼女の親友は、『故 尾崎 豊の妻になった人』というのも、「いったいどういう つながり?」と想像がつかない。また松任谷 由実が彼女を見掛けて「よっ、 魔性の女!」と言ったのは有名だというが、このエピソードは面白すぎる。 荻野目慶子は川添氏2代目の愛人で、アッコちゃんにその座を奪われたと 言われている。 まずは、サメも「アッコちゃんの時代」(著・林真理子)を読んでみないと、始 まらない。 参照:林真理子『アッコちゃんの時代』 (町山広美) 新潮社 |
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